防災の動き



地域の防災力を育てる・高める・結集する! 防災NPO組織「Mitakaみんなの防災」を設立しました
東京都三鷹市総務部防災課

 令和4年9月、市民と行政の協働により、防災NPO組織「Mitakaみんなの防災」を設立しました。

1 はじめに

 三鷹市は、東京都にある人口約19万人の市です。首都直下地震では、震度6強の揺れが発生する可能性があると想定されています。また、河川の氾濫や内水氾濫のリスクもあり、令和元年の台風19号では初めて避難所を開設しました。

 こうした中で、公助とともに地域防災の大きな要となっているのが、積極的に防災活動に取り組む市民の存在です。市内には、地域に根差した自主防災組織や、防災啓発イベントを行う自主グループ、学校を拠点に活動するおやじの会等、多くの団体が積極的な活動を行っています。

2 団体設立の背景

 近年、大地震や風水害などの自然災害による被害が多様化かつ甚大化する傾向にあります。こうした状況がある一方で、少子高齢化や隣近所の関係の希薄化などにより、市民や地域の防災力が弱まっていることから、これまで以上に災害に対する共助のニーズが高まっています。

 こうした課題に対応するため、令和3年9月に、市内で先進的な防災活動を行っている団体・グループの代表者等による「防災NPO組織設立準備会」を立ち上げ、新たな仕組みづくりの構築に向けて様々な検討を行いました。

 約1年間にわたる協議を経て、自助と共助の防災力を高め、防災・減災のまちづくりに寄与することを目的とした防災NPO組織「Mitakaみんなの防災」を設立することになりました。

3 どんな活動を行う団体なのか

 防災に関心がなく、防災訓練には足が向かない方にも、防災に取り組むきっかけとなるような、防災意識啓発事業や共助に参加してくれる人財や団体の育成、防災活動を行っている団体への支援、そしてそれらを繋いだネットワークの構築を行います。

 令和4年9月10日・11日には、「楽しく学べる、役に立つ!」をキャッチコピーにした「みたか防災マルシェ2022」という団体設立記念イベントを開催しました。防災関係機関の他に大学生グループや民間企業等48団体が参加・出展し、子ども向けのワークショップやステージショー、防災グッズの紹介等を行いました。2日間合計で2,650人が来場し、楽しく防災に触れることができる機会となりました。

 今後も市民主体の自助・共助の取組を進めていきます。

◆問合せ先 Mitakaみんなの防災事務局
東京都三鷹市新川六丁目37番1号 元気創造プラザ5階
電 話 0422−26−7020
メール info@mitaka-minnano-bousai.jp

◆ホームページ
https://www.mitaka-minnano-bousai.jp

Mitakaみんなの防災の活動内容

Mitakaみんなの防災の活動内容

大学生によるワークショップ

みたか防災マルシェ2022:大学生によるワークショップ

民間企業による防災グッズの紹介

みたか防災マルシェ2022:民間企業による防災グッズの紹介



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