できることから始めよう!防災対策 第1回‐内閣府防災情報のページ

防災グッズを備える ~多機能防災グッズの勧め

防災グッズに関しては、地域の自治体などが発行している、防災マニュアルや防災マップなどに紹介されているので、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。2011年3月11日の東日本大震災以降は、防災意識も上がって、以前に比べると「防災グッズ」をすでにそろえたという人が、かなり増えたといわれています。
一方で、まず何から用意すればいいのか分からないという方がいるのも事実です。そこで今回はすぐに用意ができて、かつ災害時にさまざまな用途に使える防災グッズを紹介したいと思います。
家の中の収納スペースや持ち運びする際の避難リュックなど、限られたスペースや容量の中で、一つの「防災グッズ」で災害時のさまざまなトラブルをクリアできれば、とても助かります。そこで、ぜひ用意してもらいたいのが「新聞紙」「ポリ袋」「大判ハンカチ」の3点です。

新聞紙

「新聞紙」は、骨折の応急手当の副木の代わりや、大量の食器が必要になった際の紙食器の材料として活用できます。また、被災地で寒さを和らげるために、服の中に丸めて入れるという技を活用する場合にも活躍します。

新聞紙の活用方法1新聞紙の活用方法2

新聞紙の活用方法

ポリ袋

「ポリ袋」も止血の応急手当をする際、直接血に触れないよう手の保護用に使ったり、水道がストップした被災地では、新聞紙の紙食器にかぶせたり、調理をする際などに活用できます。少し大きめの「ポリ袋」であれば、水を運ぶ際に、汚れたバケツや段ボール箱にかぶせて水を入れる容器を作ることもできます。大きめの「ポリ袋」は加工すれば雨をしのぐポンチョ代わりになります。

ポリ袋の活用方法

大判ハンカチ

「大判ハンカチ」は、崩れた家のほこりが舞う被災地で、マスク代わりになったり、止血や骨折の際に、応急手当ての包帯代わりにもなります。

大判ハンカチの活用方法1大判ハンカチの活用方法2

大判ハンカチの活用方法

イラスト ⓒ文平銀座+NPO法人プラス・アーツ

NPO法人プラス・アーツ www.plus-arts.net
教育/まちづくり/防災/福祉/環境/国際協力といった社会の既存の分野に対して、アート的な発想やアーティストの既成概念にとらわれない創造力を導入し、それぞれの分野が抱えている課題や問題を解消し、再活性化させることを活動目的に掲げる。

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