防災技術 Front Line

降雨などの情報をほぼリアルタイムに観測できる
XバンドMPレーダ

 従来、気象レーダとして使用されているCバンドレーダは、観測から情報提供まで10分程度必要だったが、XバンドMPレーダは1〜2分程度の感覚で観測から情報提供が可能となる。また、XバンドMPレーダは、これまでよりも詳細に雨雲の発生や雨雲の発達・移動、雨粒の大きさなどを観測でき、短時間で局地的に発生する雨雲の観測に効果をもたらす。
 国土交通省では、集中豪雨等による浸水被害や水難事故を減らすため、今後、写真のようなXバンドMPレーダを3大都市圏等に10数基設置し、早期に情報提供できる体制を整える方針だ。

神奈川県海老名市に設置されている、防災科学技術研究所XバンドMPレーダ

XバンドMPレーダで観測された、平成20年8月5日12時00分の東京都豊島区付近の大雨(単位はmm/h)(写真と図の提供:(独)防災科学技術研究所)

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