第5節 国土強靱化の推進のための取組
5-1 国土強靱化アクションプラン2017の決定
平成29年6月6日、国土強靱化推進本部において「国土強靱化アクションプラン2017」(以下この節において「アクションプラン2017」という。)を決定した。
アクションプラン2017では、平成28年4月に発生した熊本地震や同年8月以降の一連の台風による水害等の災害を踏まえた対策の強化を進めるとともに、国土強靱化の裾野を広げる取組として、地方公共団体や民間の取組促進、国内外への啓発活動等についても取組を強化することとした。
平成28年(2016年)熊本地震に関しては、45の「起きてはならない最悪の事態」に沿った施策の点検を行い、新たに見出された課題に対する必要な対応の方向性について検討した上で、点検結果については、アクションプラン2017に反映した。また、アクションプランの推進に当たり実践・推進しているPDCAサイクルにおいて、これまで取り組んできているプログラムの定期的な把握・評価に、今後、新たに発生した大規模自然災害等を踏まえたPDCAサイクルを加えることとし、より一層、計画的かつ着実に進化させることとした。