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2−2 世界銀行防災グローバルファシリティ(Global Facility for Disaster Reduction and Recovery)



2−2 世界銀行防災グローバルファシリティ(Global Facility for Disaster Reduction and Recovery)

世界銀行防災グローバルファシリティ(GFDRR)は,ドナーの拠出に基づき世界銀行が管理する信託基金の一つであり,兵庫行動枠組の推進のため,災害の危険性の高い低・中所得国において,各国の開発戦略等に防災を中心的に位置づける取組みを支援することを目的としている。第1回ドナー会合(2006年9月)で設置の支持,第2回会合(2007年2月)で同ファシリティの要綱の協議,基本方針の決定,第3回(2007年10月)で活動枠組みの承認,第4回(2008年4月)で活動の拡大に関する協議がなされている。

具体的な支援内容としては,トラック〜に分けて,トラック(ISDR事務局を通じたISDR活動の支援)では,世界銀行の拠出による世界的・地域的活動の支援のための基金が設置され,UNISDRが管理している。またトラック(途上国の開発行政への防災の位置づけ支援)では,低・中所得国のうち,災害危険性の高い国及び島嶼国など条件不利性を持つ国を対象にする基金で,世界銀行が配分するコア基金及びドナーの意向を反映させるノンコア資金から構成されている。トラック(非常用復興資金)は,低所得国を対象とした,迅速な復興のための国際機関等における準備及び被災国への復興支援のための緊急支援に用いる基金となっている。援助の実施期間は要綱に明記されていないが,兵庫行動枠組と同様2015年までを想定して行動計画を立案している。

我が国は,GFDRRに対し,3年間で600万ドルを拠出しており,諮問グループのメンバーとして内閣府,外務省,財務省の3府省が参加している。


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