5. 地震動による被害の拡がり

5. 地震動による被害の拡がり

推定の基本的方針

披害の拡がりの推定は予測された広帯域強震動加速度波形に基づいて建築物の特性を考慮に入れて行う。

震度分布から予測される被害（地震動の短周期成分に依存する度合いの強いもの）について主に推定する。

上記により推定される被害の拡がりの範囲に包括されない、地震動の長周期成分に依存する度合いの強い披害の推定に関しては、広帯域強震動加速度波形に基づき別途検討する。

(1) 建築物被害

被害推定方法：震度分布に基づく推定法
必要なデータ：建集物の分布、築年

・建築物被害の推定は、築年及び地盤種類別に定められた震度と被害率との関係に基づいて行う。

・震度は予測された強震動加速度波形から計算する。

・必要なデータは建築物の分布、築年であり、「地震と被害に関する検討委員会」により4月までに見直しが完了される予定のEESシステム等を利用する。

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