4. 地震動予測

4. 地震動予測

(3) 地震動伝播（浅部）

計算方法：等価線形法による1次元重複反射
必要データ：局所表層構造（速度・密度・Q値・動的変形特性）

・工学的基盤から浅部地盤への地震動は鉛直入射に近い。

・表層地盤構造は主にボーリング調査から得られ、3次元構造は充分に明らかでない。

・浅部地盤は1次元でモデル化する。

・残部地盤は厚くはないが浅部構造の影響は大きく無視できない。

・浅部は軟岩・土で構成され非線形性は無視できない。

・S波速度の得られていない地点においてはN値及び地質から推定する。

・密度の得られていない地点においてはS波速度及び地質から推定する。

・動的変形特性の得られていない地点においては層厚及び密度から推定する。

・減衰特性については近年の研究成果を参照する。

・観測波形記録の得られる地点においては、これを予測された波形の検証に用いる。

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