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-3-産業復興支援充実策 産業復興3カ年計画のフォローアップのため、1998年に「産業復興支援充実策」の策定をはじめ、本格的な産業復興を達成するために、支援施策を拡充した。
(主な内容) ○中小企業に対する金融対策の拡充 ・県・神戸市の緊急災害融資(33,551件、42億円)の償還期限等の延長、政府系金融機関による災害復旧貸付(26,400件、36億円)の受付期間の延長、そのうち事業所が全・半壊等に対する利子補給(限度2千万円、実質無利子、3年間(赤字法人は5年間))の期間延長等を実施する。 ○未再開事業者等への支援 ・被災小規模事業者等の新規開業に、経営指導を行うとともに、低利の開業資金の融資(39件、2億円)を行い、3年間利子補給(実質無利子)を行う。 ・都市計画事業等外的要因で本格復興できない中小企業者の早期再建のための融資に対して、利子補給を嵩上げ(現行2千万円を4千万円まで、3年間、実質無利子)。 ○商店街・小売市場の活性化 ・商店街振興組合等が実施するアーケード等の商業基盤施設に対して、補助(補助率1/2、限度額3億円)を行うとともに、災害復旧高度化事業による融資(貸付割合90%、無利子)等の実施。 ○商店街等空き店舗対策 ・商工会議所等が空き店舗を活用して行う実験的店舗運営、被災商店街等が空き店舗、空き地を活用して行うコミュニティ空間の形成などに補助する。 ○顧客の確保対策 ・復興大バザールの開催を補助(補助率1/2、限度額2千万円)するほか、商店街等が行うイベントや情報発信事業に補助する。 ○中小製造業の事業の場の再建 ・工場等の再建に融資(貸付割合90%、無利子)をするほか、同融資を活用し、復興支援の賃貸工場の提供、工場の集団化等を支援する。 ○競争力の確保、新分野の進出 ・被災地場産業の団体等が取り組む新分野進出や製品の高付加価値化、販路開拓事業、人材養成事業に対して、補助、低利融資等の支援を行う。 ○まちづくりと一体となった産業の復興 ・地域産業の空洞化、空き店舗の増加等の構造的課題に対応し、活力ある地域経済やコミュニティの中核となる中心市街地の活性化を図るため、中心市街地活性化基金を創 設し、まちづくりを推進する機関を支援するなど、まちづくりと一体となった産業の復興を進める。 ○観光・集客の促進 ・神戸国際会館の再建を支援したほか、阪神・淡路百名所づくりを進めるなど観光資源、集客施設の整備を進める。 ・神戸ルミナリエ、ジャパンフローラ2000(国際園芸・造園博覧会)など集客イベントを展開するほか、観光情報等の広報を行う。 ○成長分野・新産業の創出支援 ・起業家を育成するシステム的研修により、起業家の意識啓発、指導から投資家とのマッチングまで支援するほか、新産業創造プログラムによる研究開発費の補助、新産業創造キャピタルによる事業化への資金供給を行っている。 ○情報化・研究開発支援 ・情報化のインキュベーション施設であるデジタル・クリエイト工房、デジタル映像工房を整備し、情報関連企業の育成を図るとともに、(財)新産業創造研究機構を中核とした共同研究の推進を支援する。 ○企業誘致の促進 ・産業復興条例等による税制、金融面での優遇ゾーンを形成したほか、投資情報等を総合的に提供するひょうご投資サポートセンターを開設するなど、企業誘致を促進している。
(4)主要プロジェクト 被災者、被災企業の早期本格復興への支援はもとより、21世紀への道を切り開く創造的な復興と新たな兵庫の構築のための基幹的事業を展開している。 ○神戸東部新都心 (ヘルスケアパーク、国際交流拠点、美術館、住宅等) ○阪神臨海部の新都市 (西宮浜・南芦屋浜地区開発、尼崎臨海西部開発拠点) ○国際経済交流拠点 (エンタープライズゾ一ン、上海・長江交易促進プロジェクト) ○淡路島公園都市 (淡路景観園芸学校、淡路夢舞台) ○芸術文化センター (舞台芸術の拠点) ○山手ふれあいロード (助け合いと交流のシンボルロード) ○六甲山水と緑の回廊 (阪神疎水構想、六甲山系グリーンベルト整備事業) ○メモリアルセンター構想 (震災体験・教訓の承継、自然災害被害の軽減に貢献) ○震災記念公園 (三木震災記念公園、神戸震災記念公園) ○内陸公園都市 (神戸三田国際公園都市、東播磨情報公園都市)
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