連邦緊急事態管理庁(FEMA)は国立建築学研究所(NIBS)とともに、国家被害軽減戦略の一環として、地震被害想定標準手法HAZUS(Hazards United States)を共同開発したHAZUSは国内の主な災害、危険性、及び財産目録データベースを駆使して、地震被害の想定を行うものである。HAZUS手法により、国家・各州レベルの危機管理者へ、地震による危険度の回避並びに地震発生後の応急措置・復旧の向上に必要なツールが提供される。また同手法の活用により、応急措置のための地震後の被害想定を迅速に行う能力が養われ、国内の主な危険性と財産目録データベースの活用により、米国全土の複数地域における地震危険度を比較検討することが可能となる。