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第4回防災グローバル・プラットフォーム会合がジュネーブで開催

2013年5月21日から23日にかけて、「第4回防災グローバル・プラットフォーム会合」がスイス・ジュネーブにて開催されました。

この防災グローバル・プラットフォーム会合(以下、防災GP会合)は、国連防災戦略事務局(UNISDR)が主催する国際会議で、世界の防災関係者が一堂に会し、国際的な防災の指針である「兵庫行動枠組2005−2015」の推進状況を点検・評価するために開催されるものです。2007年から2年毎に開催されており、4回目となる今回は、「明日の安全のための今日の投資~Resilient People, Resilient Planet~」がテーマとなりました。
会合には閣僚級などを含む172ヵ国の政府機関、国連機関代表の他、地方自治体、民間企業、専門家・学術研究者、NGOなどから、前回を上回る3500名以上が参加しましたが、これは防災に対する国際的な関心の高まりを強く印象付けるものでした。
日本からは、亀岡内閣府大臣政務官が政府代表として出席したほか、防災関係機関や学者等の専門家が多数参加しました。亀岡政務官は、各国政府の代表者が登壇する政府公式ステートメントの場で、東日本大震災以降の日本の防災の取組等について発表しました。また、最終日の閉会式では、2015年に日本で開催される「第3回国連防災世界会議」について、日本政府が開催都市を宮城県仙台市に決定したことを国際社会に向けて発表しました。
さらに、亀岡政務官は、防災GP会合の会場内で内閣府と国際復興支援プラットフォーム(IRP)が開催したサイドイベント「巨大災害からの復興の教訓」等にも参加し、日本が過去の災害から得た多くの教訓・防災技術・ノウハウを世界に向けて発信し、今後も防災分野で世界をリードしていく決意を述べました。この他、同会議に参加していたUNISDR特別代表及び仙台市長との共同会談のほか、ニュージーランド、モルジブ、カザフスタンの防災担当大臣等との個別会談も精力的に行いました。
防災GP会合は、最終日に「2015年以降の新たな行動枠組みは、現行の兵庫行動枠組に加えて、将来増大する災害リスクにも対応できる内容とすることが重要」等とする議長総括を採択して、大成功のうちに閉幕しました。

公式ステートメントで発言する亀岡政務官

本会議場の様子

UNISDR 特別代表及び仙台市長との共同会談

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内閣府政策統括官(防災担当)

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