9−2 その他
(1)特殊災害対策の充実強化
消防庁においては,特殊災害に係る防災対策について,関係機関との連携を強化し,災害防止対策及び消防防災対策の充実強化を図るため,消防活動や防災体制の検討を行う。
(2)地域の救助活動の体制強化の研究
消防庁においては,民間団体等と救助行政との連携体制や支援方策についての研究を行う。
(3)労働災害防止対策
厚生労働省においては,労働災害防止計画に基づき,計画的な労働災害防止対策の展開を図る。また,トンネル工事,橋梁工事等大規模建設工事等に対し,安全衛生管理の徹底のため,監督指導等を行うとともに,計画の事前審査を実施し,自主的労働災害防止活動の促進を図る。さらに,ボイラー・クレーン等特に危険な機械等について検査,検定制度の適切な運用を図るとともに,プレス,フォークリフト等危険な機械等の定期自主検査制度の定着を図る。
(4)岩石採取に伴う災害防止指導
経済産業省においては,岩石採取に伴う災害を防止するため,鉱山・採石場の現地調査を実施し,合理化も含めた適切な指導を行う。
(5)外国船舶の監督の実施
国土交通省においては,海上人命安全条約等の国際基準に適合しない船舶(サブスタンダード船)を排除し,海難事故を未然に防止するため,「外国船舶監督官」の組織を引き続き整備するとともに,我が国に寄港する外国船舶に対する監督(PSC)を的確に実施する。