【区分】
第6期 第5期以降も続く課題(噴火後1年以降)
6-03.復興に向けた取り組み
5.地域産業の再生
【教訓情報】
02.2002年5月24日に、「洞爺湖にぎわいネットワーク」がNPO法人として発足した。
【文献】
◆洞爺湖温泉にぎわい空間創出計画推進プロジェクト委員会は26日までに、NPO(特定非営利活動法人)法人「洞爺にぎわいネットワーク(仮称)」への活動移行に向けて、道側と調整に入った。年明け早々にも申請を行い、来年3月末で同委員会を解散、4月下旬にもNPO法人として本格的な活動に着手する方針。[『室蘭民報』(2001/12/27朝刊)]
◆にぎわい空間創出計画推進プロジェクト委員会の活動を受けてNPO法人の設立の動きがうまれ、2002年5月24日に「洞爺にぎわいネットワーク」が法人認可されて発足している。その主な活動としては、シャッターアート(北海道イラストレーター協会や美術専門学校生の協力を得て店舗シャッターにペインティングする)、にぎわい茶屋(空き店舗を利用して観光情報や噴火パネルなどを展示し、観光客とじもと住民の交流拠点を目指したもの)、にぎわいショップ(空き店舗を利用してミニチャレンジショップをいわば事業家の卵ともいえる若者に提供し、空き店舗対策、地域の活性化、アントレプレナーの育成を目指したもの)などがあげられる。また、NPO法人洞爺にぎわいネットワークは緊急地域雇用特別対策推進事業による西山火口散策路の駐車場管理を委託され、2002年4月24日から11月10日までの期間、一日46人、延べ約9,000人の雇用の受け皿となった。[奥田仁「有珠山噴火と虻田町の観光・雇用」『開発論集 第72号』 北海学園大学開発研究所(2003/6),p.45-46]
◆これまで任意団体としての活動にはさまざまな制約があったが、法人格の取得により、ソフト面の構想にとどまらず、施設整備などハード面でも発言力が増し、行政と協働した幅広い事業展開が可能となる。NPO法人「洞爺にぎわいネットワーク」の誕生と活動は観光協会にとっても刺激になるであろう。「洞爺にぎわいネットワーク」の今後の取り組みが注目される。
[『2000年有珠山噴火・その記録と教訓』北海道虻田町(2002/12),p.578]
第6期 第5期以降も続く課題(噴火後1年以降)
6-03.復興に向けた取り組み
5.地域産業の再生
【教訓情報】
02.2002年5月24日に、「洞爺湖にぎわいネットワーク」がNPO法人として発足した。
【文献】
◆洞爺湖温泉にぎわい空間創出計画推進プロジェクト委員会は26日までに、NPO(特定非営利活動法人)法人「洞爺にぎわいネットワーク(仮称)」への活動移行に向けて、道側と調整に入った。年明け早々にも申請を行い、来年3月末で同委員会を解散、4月下旬にもNPO法人として本格的な活動に着手する方針。[『室蘭民報』(2001/12/27朝刊)]
◆にぎわい空間創出計画推進プロジェクト委員会の活動を受けてNPO法人の設立の動きがうまれ、2002年5月24日に「洞爺にぎわいネットワーク」が法人認可されて発足している。その主な活動としては、シャッターアート(北海道イラストレーター協会や美術専門学校生の協力を得て店舗シャッターにペインティングする)、にぎわい茶屋(空き店舗を利用して観光情報や噴火パネルなどを展示し、観光客とじもと住民の交流拠点を目指したもの)、にぎわいショップ(空き店舗を利用してミニチャレンジショップをいわば事業家の卵ともいえる若者に提供し、空き店舗対策、地域の活性化、アントレプレナーの育成を目指したもの)などがあげられる。また、NPO法人洞爺にぎわいネットワークは緊急地域雇用特別対策推進事業による西山火口散策路の駐車場管理を委託され、2002年4月24日から11月10日までの期間、一日46人、延べ約9,000人の雇用の受け皿となった。[奥田仁「有珠山噴火と虻田町の観光・雇用」『開発論集 第72号』 北海学園大学開発研究所(2003/6),p.45-46]
◆これまで任意団体としての活動にはさまざまな制約があったが、法人格の取得により、ソフト面の構想にとどまらず、施設整備などハード面でも発言力が増し、行政と協働した幅広い事業展開が可能となる。NPO法人「洞爺にぎわいネットワーク」の誕生と活動は観光協会にとっても刺激になるであろう。「洞爺にぎわいネットワーク」の今後の取り組みが注目される。
[『2000年有珠山噴火・その記録と教訓』北海道虻田町(2002/12),p.578]