【区分】
第6期 第5期以降も続く課題(噴火後1年以降)
6-02.噴火後も残る影響
1.人口の減少
【教訓情報】
01.虻田町及び壮瞥町の人口が減少、特に虻田町の人口が大きく減少した。
【文献】
◆道は8日、今年の国勢調査(10月1日現在)の速報を発表した。道内の総人口は568万2950人で、前回調査時(1995年)と比べ、9371人(0・2%)減少した。前々回の90年に続き2回目のダウンで、拓銀の経営破たん以降、長引く景気低迷で道外に流出したのが要因とみられる。
(中略)減少率が最も高かったのは、胆振管内虻田町の20・7%の大幅ダウン。3月の有珠山噴火による避難生活が長期化したのが影響し、2184人減って8352人となった。町が把握しているだけで、10月3日現在で1077人が室蘭市などの公営住宅や仮設住宅に入居しているという。[『毎日新聞』(2000/12/9地方版)]
◆2000年の数字では、有珠山噴火のマイナス影響が最も明瞭に現れたのは、噴火当該地域で洞爺湖温泉を抱える虻田町であり、「昭和新山」観光の壮瞥町である。特に2000年調査での虻田町の減少率の高さは際立っており、95年調査時から20%以上の減少である。(中略)したがって、それ以外の地域の数字と比較しても、2000年噴火の影響は虻田町に集中的に現れたようである。[小田清「北海道・有珠山噴火の歴史と周辺地域の概要」『開発論集 第71号』 北海学園大学開発研究所(2003/3),p.17]
第6期 第5期以降も続く課題(噴火後1年以降)
6-02.噴火後も残る影響
1.人口の減少
【教訓情報】
01.虻田町及び壮瞥町の人口が減少、特に虻田町の人口が大きく減少した。
【文献】
◆道は8日、今年の国勢調査(10月1日現在)の速報を発表した。道内の総人口は568万2950人で、前回調査時(1995年)と比べ、9371人(0・2%)減少した。前々回の90年に続き2回目のダウンで、拓銀の経営破たん以降、長引く景気低迷で道外に流出したのが要因とみられる。
(中略)減少率が最も高かったのは、胆振管内虻田町の20・7%の大幅ダウン。3月の有珠山噴火による避難生活が長期化したのが影響し、2184人減って8352人となった。町が把握しているだけで、10月3日現在で1077人が室蘭市などの公営住宅や仮設住宅に入居しているという。[『毎日新聞』(2000/12/9地方版)]
◆2000年の数字では、有珠山噴火のマイナス影響が最も明瞭に現れたのは、噴火当該地域で洞爺湖温泉を抱える虻田町であり、「昭和新山」観光の壮瞥町である。特に2000年調査での虻田町の減少率の高さは際立っており、95年調査時から20%以上の減少である。(中略)したがって、それ以外の地域の数字と比較しても、2000年噴火の影響は虻田町に集中的に現れたようである。[小田清「北海道・有珠山噴火の歴史と周辺地域の概要」『開発論集 第71号』 北海学園大学開発研究所(2003/3),p.17]