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05.7月28日、洞爺湖温泉地区の一部・泉地区の一部の避難指示解除により、避難指示解除は事実上完了した。

【区分】
第5期 復旧・復興期(3ヶ月~1年)
5-02.避難所の廃止
3.避難指示解除および全避難所の閉鎖
【教訓情報】
05.7月28日、洞爺湖温泉地区の一部・泉地区の一部の避難指示解除により、避難指示解除は事実上完了した。
【文献】
◆有珠山の噴火で被災した虻田町は28日午前、洞爺湖温泉、泉の両地区の333世帯、769人の避難指示を解除した。
解除対象は噴火口から半径約5百メートルと近く、危険度が極めて高いとされる「カテゴリー1」区域を除く地域。解除地域には町立洞爺湖温泉小学校も含まれており、同町の長崎良夫町長は「実質的に解除可能な所はすべて解除した」と強調している。
残る避難指示対象は両地区の202世帯、378人となるが、同区域について同町は当面解除が困難だとして、住宅の移設を促すとともに、住民への見舞金支給を検討している。[『有珠山−平成噴火とその記録−』室蘭民報社(2000/12),p.276]
◆虻田町は26日、有珠山噴火でカテゴリー(c)が3と2になっている洞爺湖温泉地区の一部と泉区の一部合わせて333世帯、769人に対する避難指示を、28日午前9時に解除すると発表した。これでC3、C2は全面解除となり、町が4月から段階的に実施してきた避難指示解除は事実上完了したことになる。なお避難指示地区として残り、202世帯、378人の住居がある火口に近い地区は今後、泥流対策の砂防施設区域内になる可能性が強く、公営住宅の新設や土地の提供、移転補償などが焦点になってくる。[『有珠山−平成噴火とその記録−』室蘭民報社(2000/12),p.276]
◆7月28日 午前9時、カテゴリー2と3の洞爺湖温泉地区の一部・泉地区の一部の避難指示を解除。この措置により、4月から段階的に実施してきた避難指示解除は事実上完了。長崎町長も「実質的に解除可能なところはすべて解除した」と強調。本日の指示解除対象は333世帯769人。この措置により避難解除地区は4,153世帯、9,330人、指示が継続される地区は202世帯、378人となった。[『2000年有珠山噴火・その記録と教訓』北海道虻田町(2002/12),p.275]
避難指示区域図(2000/7/14,7/28)(提供:北海道開発局)
避難指示区域図(2000/7/14,7/28)(提供:北海道開発局)
図 避難指示区域図(2000/7/14,7/28)(提供:北海道開発局)

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