【区分】
第4期 被災地応急対応期(2週間~3ヶ月)
4-07.泥流災害の防止
3.二次泥流警戒避難区域
【教訓情報】
01.板谷川における最大規模の土石流を想定した2次元氾濫シミュレーション結果をもとに、二次泥流危険区域が設定された。
【文献】
◇[『平成12年(2000年)有珠山噴火−火山砂防の緊急対応−』北海道建設部(2002/3), p.106-107]によれば、警戒・避難の適用地域は、板谷川における最大規模の土石流を想定した2次元氾濫シミュレーション結果を基に定められた。シミュレーションは、流路・遊砂地内に土砂の堆積のないケースと流路・遊砂地内に土砂が満砂したケースの2ケースで実施され、シミュレーション結果より、氾濫が広範囲に及ぶケース2を基本とし、氾濫実績や地形状況を勘案して設定された。
【シミュレーション条件】
・地形条件(噴火直前データ):流域面積(土砂供給点より上流):2.1㎞2
・メッシュサイズ:10m×10m
・降雨条件:日雨量186mm(1/100年)洞爺湖温泉
・給砂条件:総流出土砂量(流水による運搬可能土砂量):27,800m3
・河床材料:平均粒径:1cm
・計算ケース:
ケース1:流路・遊砂地内に土砂の堆積のないケース(計算開始点から海までの流路を確保)
ケース2:流路・遊砂地内に土砂が満砂したケース(計算開始点から高遠ランプまでの流路を確保、それより下流域の流路は閉塞)
第4期 被災地応急対応期(2週間~3ヶ月)
4-07.泥流災害の防止
3.二次泥流警戒避難区域
【教訓情報】
01.板谷川における最大規模の土石流を想定した2次元氾濫シミュレーション結果をもとに、二次泥流危険区域が設定された。
【文献】
◇[『平成12年(2000年)有珠山噴火−火山砂防の緊急対応−』北海道建設部(2002/3), p.106-107]によれば、警戒・避難の適用地域は、板谷川における最大規模の土石流を想定した2次元氾濫シミュレーション結果を基に定められた。シミュレーションは、流路・遊砂地内に土砂の堆積のないケースと流路・遊砂地内に土砂が満砂したケースの2ケースで実施され、シミュレーション結果より、氾濫が広範囲に及ぶケース2を基本とし、氾濫実績や地形状況を勘案して設定された。
【シミュレーション条件】
・地形条件(噴火直前データ):流域面積(土砂供給点より上流):2.1㎞2
・メッシュサイズ:10m×10m
・降雨条件:日雨量186mm(1/100年)洞爺湖温泉
・給砂条件:総流出土砂量(流水による運搬可能土砂量):27,800m3
・河床材料:平均粒径:1cm
・計算ケース:
ケース1:流路・遊砂地内に土砂の堆積のないケース(計算開始点から海までの流路を確保)
ケース2:流路・遊砂地内に土砂が満砂したケース(計算開始点から高遠ランプまでの流路を確保、それより下流域の流路は閉塞)

図 警戒・避難基準の適用地域(提供:北海道建設部)