【区分】
第4期 被災地応急対応期(2週間~3ヶ月)
4-07.泥流災害の防止
1.泥流災害対策
【教訓情報】
01.板谷川の泥流対策のため、無人化ヘリコプターによる調査飛行を実施した。
【文献】
◆今回の有珠山噴火に伴う板谷川の泥流対策のため、無人化ヘリコプターによる調査を4月24~26日にかけて実施した。この観測調査は自立型無人ヘリコプターによる世界初の試みであった。調査範囲は西山西側火口群周辺の道央自動車道虻田インターチェンジより上流の板谷川である。この無人へリコプターは、人の近づけない噴火口や泥流対策のための調査に建設省の土木研究所が導入したものである。無人ヘリの大きさは全長3.6メートル,重さ70kgで、デジタルビデオカメラが搭載されている。離着陸以外はGPSであらかじめパソコンに入力されたコースに従って自力飛行が可能である。
西山火口群の上空わずか30メートルまで接近したほか、調査では泥流の危険が指摘された。[『平成12年(2000年)有珠山噴火−火山砂防の緊急対応−』北海道建設部(2002/3),p.95]
◆建設省土木研究所は24日午前、遠隔操作による無人ヘリコプターを飛ばし虻田町泉の国道230号や西山西側火口群周辺を上空から撮影、同日午後報道陣に公開した。国道230号が凹状にへこんでいる「地溝(グラーベン)」がとらえられたほか、泥流の先端が道央道虻田洞爺湖インターチェンジの山側数百メートルに迫っていた。[『有珠山−平成噴火とその記録−』室蘭民報社(2000/12),p.160]
第4期 被災地応急対応期(2週間~3ヶ月)
4-07.泥流災害の防止
1.泥流災害対策
【教訓情報】
01.板谷川の泥流対策のため、無人化ヘリコプターによる調査飛行を実施した。
【文献】
◆今回の有珠山噴火に伴う板谷川の泥流対策のため、無人化ヘリコプターによる調査を4月24~26日にかけて実施した。この観測調査は自立型無人ヘリコプターによる世界初の試みであった。調査範囲は西山西側火口群周辺の道央自動車道虻田インターチェンジより上流の板谷川である。この無人へリコプターは、人の近づけない噴火口や泥流対策のための調査に建設省の土木研究所が導入したものである。無人ヘリの大きさは全長3.6メートル,重さ70kgで、デジタルビデオカメラが搭載されている。離着陸以外はGPSであらかじめパソコンに入力されたコースに従って自力飛行が可能である。
西山火口群の上空わずか30メートルまで接近したほか、調査では泥流の危険が指摘された。[『平成12年(2000年)有珠山噴火−火山砂防の緊急対応−』北海道建設部(2002/3),p.95]
◆建設省土木研究所は24日午前、遠隔操作による無人ヘリコプターを飛ばし虻田町泉の国道230号や西山西側火口群周辺を上空から撮影、同日午後報道陣に公開した。国道230号が凹状にへこんでいる「地溝(グラーベン)」がとらえられたほか、泥流の先端が道央道虻田洞爺湖インターチェンジの山側数百メートルに迫っていた。[『有珠山−平成噴火とその記録−』室蘭民報社(2000/12),p.160]