【区分】
第4期 被災地応急対応期(2週間~3ヶ月)
4-06.都市基盤・サービスの復旧
4.鉄道の復旧
【教訓情報】
01.JR室蘭本線洞爺・入江間、洞爺~長和間で復旧工事に着手した。
【文献】
◆4月14日、室蘭本線の全面復旧をめざして、残りの洞爺-長和間10㎞の災害調査と復旧工事を行うことを決定、早速、対策本部との間で避難区域の復旧工事時の安全対策及び連絡体制の構築についての協議を開始した。15日には復旧作業と虻田内川橋梁の応急工事開始に伴う工事行程を協議し、同日午前9時より約200人体制で、道床補充や道床突き固め、レールや枕木の交換、橋梁架設等の工事を行った。この作業は午前9時から午後4時までの時間制限のもと、作業員の安全確保のため、現地対策本部との連絡ネットワークを構築し、ヘリコプターによる監視体制に従って作業に当たった。工事は4月19日に終了し、室蘭本線の復旧準備が完了。あとは避難指定区域の指定解除を待って運行を再開するまでとなった。[『有珠山噴火 鉄道輸送の挑戦』 JR北海道(2001/3),p.57]
◆4月14日、室蘭本線の全面復旧をめざして、残りの洞爺~長和間10kmの災害調査と復旧を行うことを決定、工事に当っての安全対策、連絡体制について協議、15日には復旧作業とアプタナイ川橋梁の応急工事を約200人体制で開始した。道床補充・道床突き固め・レールや枕木の交換・橋梁架設などの工事は、午前9時から午後4時までの時間制限のもと、作業員の安全確保のための連絡ネットワークを構築し、ヘリコプターによる監視体制に従っての工事であった。
工事は4月19日に終了して室蘭本線の復旧準備が完了、あとは避難解除をまって運行を再開するまでとなった。[『2000年有珠山噴火・その記録と教訓』北海道虻田町(2002/12),p.384]
◆有珠山噴火で不通となっているJR室蘭線の洞爺−長和間のうち、洞爺駅から室蘭側の北入江信号場まで約3キロ区間で15日、復旧工事が本格化し、初日は予定通り順調に推移した。
洞爺−長和間は3月29日から運転を見合わせていたが、現地対策本部の了解が得られたことで、この日から枕(まくら)木のズレや軌道の湾曲、橋台の一部破損などの復旧作業に当たった。作業は午前9時から午後4時までに限定されており、復旧には5日間ほどかかる見込みだが、「予定通りの進み具合」(JR北海道広報課)という。
同区間はほとんどが、まだ立ち入り禁止区域に入っており、運行再開は今のところ未定となっている。[『有珠山−平成噴火とその記録−』室蘭民報社(2000/12),p.129]
第4期 被災地応急対応期(2週間~3ヶ月)
4-06.都市基盤・サービスの復旧
4.鉄道の復旧
【教訓情報】
01.JR室蘭本線洞爺・入江間、洞爺~長和間で復旧工事に着手した。
【文献】
◆4月14日、室蘭本線の全面復旧をめざして、残りの洞爺-長和間10㎞の災害調査と復旧工事を行うことを決定、早速、対策本部との間で避難区域の復旧工事時の安全対策及び連絡体制の構築についての協議を開始した。15日には復旧作業と虻田内川橋梁の応急工事開始に伴う工事行程を協議し、同日午前9時より約200人体制で、道床補充や道床突き固め、レールや枕木の交換、橋梁架設等の工事を行った。この作業は午前9時から午後4時までの時間制限のもと、作業員の安全確保のため、現地対策本部との連絡ネットワークを構築し、ヘリコプターによる監視体制に従って作業に当たった。工事は4月19日に終了し、室蘭本線の復旧準備が完了。あとは避難指定区域の指定解除を待って運行を再開するまでとなった。[『有珠山噴火 鉄道輸送の挑戦』 JR北海道(2001/3),p.57]
◆4月14日、室蘭本線の全面復旧をめざして、残りの洞爺~長和間10kmの災害調査と復旧を行うことを決定、工事に当っての安全対策、連絡体制について協議、15日には復旧作業とアプタナイ川橋梁の応急工事を約200人体制で開始した。道床補充・道床突き固め・レールや枕木の交換・橋梁架設などの工事は、午前9時から午後4時までの時間制限のもと、作業員の安全確保のための連絡ネットワークを構築し、ヘリコプターによる監視体制に従っての工事であった。
工事は4月19日に終了して室蘭本線の復旧準備が完了、あとは避難解除をまって運行を再開するまでとなった。[『2000年有珠山噴火・その記録と教訓』北海道虻田町(2002/12),p.384]
◆有珠山噴火で不通となっているJR室蘭線の洞爺−長和間のうち、洞爺駅から室蘭側の北入江信号場まで約3キロ区間で15日、復旧工事が本格化し、初日は予定通り順調に推移した。
洞爺−長和間は3月29日から運転を見合わせていたが、現地対策本部の了解が得られたことで、この日から枕(まくら)木のズレや軌道の湾曲、橋台の一部破損などの復旧作業に当たった。作業は午前9時から午後4時までに限定されており、復旧には5日間ほどかかる見込みだが、「予定通りの進み具合」(JR北海道広報課)という。
同区間はほとんどが、まだ立ち入り禁止区域に入っており、運行再開は今のところ未定となっている。[『有珠山−平成噴火とその記録−』室蘭民報社(2000/12),p.129]