【区分】
第4期 被災地応急対応期(2週間~3ヶ月)
4-04.被災住民の支援活動
2.医療・福祉支援
【教訓情報】
02.町保健師は道保健所の全面的な応援を受け、避難所における保健・医療援助の計画、実施、調整にあたった。
【文献】
◆3月28日、火山活動活発化に対応して室蘭保健所では有珠山周辺の9病院に対して災害時の病院体制及び連絡体制の整備を要請するとともに、危険区域にある北海道社会事業協会洞爺病院の患者状況把握などを行い不測の事態に備えた。29日には、虻田町・壮瞥町・伊達市の一部地域に避難勧告及び避難指示が発令されたため、保健婦を中心に3班体制で各避難所の健康調査や健康相談を実施した。同時に、室蘭医師会及び胆振西部医師会に災害時の協力体制について依頼した。3月30日、1市2町村に対して、救護所の開設、医療救護班の受入れ希望調査を実施、虻田町幸清会病院の患者の避難状況を確認、前日に引き続き保健婦による避難所巡回相談を行った。
3月31日、室蘭保健所内に保健所・道の保健福祉部・室蘭市及び胆振西部医師会などで構成する「有珠山噴火保健医療救護センター」設置した。[『2000年有珠山噴火・その記録と教訓』北海道虻田町(2002/12),p.412]
◆避難所が町内6ヵ所に拡大した3月30日の時点で、町の保健師は自分たちの業務量を超えたと判断し、道立室蘭保健所に応援を求めた。その後は道保健所がリーダーシップをとり、各避難所における保健・医療援助の計画、実施、「避難所把握状況」「保健指導日誌」「避難所利用者健康状況調査票」などの記録様式の作製、道内から応援に来た保健師、ボランティアの調整などを行った。この時点で、各避難所内の住民について、非常にきめ細かい悉皆調査がなされている。[伊藤淑子「被災地における災害弱者の生活とケア」『開発論集 第71号』 北海学園大学開発研究所(2003/3),p.92]
第4期 被災地応急対応期(2週間~3ヶ月)
4-04.被災住民の支援活動
2.医療・福祉支援
【教訓情報】
02.町保健師は道保健所の全面的な応援を受け、避難所における保健・医療援助の計画、実施、調整にあたった。
【文献】
◆3月28日、火山活動活発化に対応して室蘭保健所では有珠山周辺の9病院に対して災害時の病院体制及び連絡体制の整備を要請するとともに、危険区域にある北海道社会事業協会洞爺病院の患者状況把握などを行い不測の事態に備えた。29日には、虻田町・壮瞥町・伊達市の一部地域に避難勧告及び避難指示が発令されたため、保健婦を中心に3班体制で各避難所の健康調査や健康相談を実施した。同時に、室蘭医師会及び胆振西部医師会に災害時の協力体制について依頼した。3月30日、1市2町村に対して、救護所の開設、医療救護班の受入れ希望調査を実施、虻田町幸清会病院の患者の避難状況を確認、前日に引き続き保健婦による避難所巡回相談を行った。
3月31日、室蘭保健所内に保健所・道の保健福祉部・室蘭市及び胆振西部医師会などで構成する「有珠山噴火保健医療救護センター」設置した。[『2000年有珠山噴火・その記録と教訓』北海道虻田町(2002/12),p.412]
◆避難所が町内6ヵ所に拡大した3月30日の時点で、町の保健師は自分たちの業務量を超えたと判断し、道立室蘭保健所に応援を求めた。その後は道保健所がリーダーシップをとり、各避難所における保健・医療援助の計画、実施、「避難所把握状況」「保健指導日誌」「避難所利用者健康状況調査票」などの記録様式の作製、道内から応援に来た保健師、ボランティアの調整などを行った。この時点で、各避難所内の住民について、非常にきめ細かい悉皆調査がなされている。[伊藤淑子「被災地における災害弱者の生活とケア」『開発論集 第71号』 北海学園大学開発研究所(2003/3),p.92]