【区分】
第3期 噴火継続対応期(最初の噴火~2週間)
3-05.交通機関等の対応
3.鉄道代替輸送
【教訓情報】
03.JR貨物は、トラック代行輸送の輸送効率を向上するため、長万部駅に仮設コンテナホームを設置した。
【文献】
◆4月1日からは苫小牧港からの船便も導入して滞貨の解消とともに、輸送量の確保を目指したが、鉄道輸送の全量を代替するには至らなかった。[『有珠山噴火 鉄道輸送の挑戦』 JR北海道(2001/3),p.28]
◆6日にはJR貨物から長万部に仮設のコンテナホームを設置したい旨が提起された。1日1往復しかできない札幌貨物ターミナル駅~函館・五稜郭貨物絵期間のトラック代行輸送を、1日2往復できる札幌~長万部間に短縮し、長万部~函館間を鉄道輸送にして輸送効率を上げると共に、函館・五稜郭貨物駅に集中して滞貨しているコンテナ貨物の緩和を図るこのプランはJR貨物が用地の一部を所有する長万部町の協力を得て、4月13日に決定を見、ただちに工事に着手。約1週間後の21日から使用に供せられた。
この仮設コンテナホームは、長万部駅構内の上り用の入れ換え線と副本線を利用して設けたもの。工事は、隣接する長万部町の土地を含め、約6,300㎡の敷地を整地後、砕石を敷均し、ケーブル横断箇所には敷均した砕石の中にH鋼による骨組を設け、その上に厚さ2.2㎝の鉄板を溶接して並べ、コンテナの積み卸しとコンテナ置き場とした。この施設の完成で北海道~本州間の貨物列車は12往復となり輸送力は平常時の80%へと向上した。21日からの使用に当っては、積み卸し用のフォークリフト3機、入換要員12名を配して対応した。[『有珠山噴火 鉄道輸送の挑戦』 JR北海道(2001/3),p.39-40]
第3期 噴火継続対応期(最初の噴火~2週間)
3-05.交通機関等の対応
3.鉄道代替輸送
【教訓情報】
03.JR貨物は、トラック代行輸送の輸送効率を向上するため、長万部駅に仮設コンテナホームを設置した。
【文献】
◆4月1日からは苫小牧港からの船便も導入して滞貨の解消とともに、輸送量の確保を目指したが、鉄道輸送の全量を代替するには至らなかった。[『有珠山噴火 鉄道輸送の挑戦』 JR北海道(2001/3),p.28]
◆6日にはJR貨物から長万部に仮設のコンテナホームを設置したい旨が提起された。1日1往復しかできない札幌貨物ターミナル駅~函館・五稜郭貨物絵期間のトラック代行輸送を、1日2往復できる札幌~長万部間に短縮し、長万部~函館間を鉄道輸送にして輸送効率を上げると共に、函館・五稜郭貨物駅に集中して滞貨しているコンテナ貨物の緩和を図るこのプランはJR貨物が用地の一部を所有する長万部町の協力を得て、4月13日に決定を見、ただちに工事に着手。約1週間後の21日から使用に供せられた。
この仮設コンテナホームは、長万部駅構内の上り用の入れ換え線と副本線を利用して設けたもの。工事は、隣接する長万部町の土地を含め、約6,300㎡の敷地を整地後、砕石を敷均し、ケーブル横断箇所には敷均した砕石の中にH鋼による骨組を設け、その上に厚さ2.2㎝の鉄板を溶接して並べ、コンテナの積み卸しとコンテナ置き場とした。この施設の完成で北海道~本州間の貨物列車は12往復となり輸送力は平常時の80%へと向上した。21日からの使用に当っては、積み卸し用のフォークリフト3機、入換要員12名を配して対応した。[『有珠山噴火 鉄道輸送の挑戦』 JR北海道(2001/3),p.39-40]