【区分】
第3期 噴火継続対応期(最初の噴火~2週間)
3-05.交通機関等の対応
2.迂回路・代替輸送
【教訓情報】
02.JR北海道は、山線迂回運転の長期化に備えて、山名駅の行き違い施設の新設やATS(列車自動停止装置)設備の付け替えなどを行った。
【文献】
◆4月8日(ディーゼル特急10両・コンテナ貨物10両+機関車2両対応)と14日(北斗星等客車12両+機関車2両対応)の2日に分けて、長大編成の列車を安全に運行するために山線の各駅のATS地上子の位置変更、新設工事を実施した。
(中略)
昭和61年以来定期の優等列車の運行がなくなった山線の単線区間の各駅のATS地上子の位置は、臨時特急列車等最大8両までしか対応できない。そのため、行き違い駅で、長い編成の列車がATSの位置で停止すると後部が行き違い線へはみ出してしまい、行き違いができなくなる場合が出てくる。そこで、行き違い線のある熱郛、蘭越、ニセコ、倶知安、銀山、然別、塩谷の7つの駅の従来のATS地上子を10両編成の列車が行き違いできるよう長い編成の列車の進入時には作動しないように種別変更を行うとともに、長い編成の列車に対応する新たな地上子を設けたのである。[『有珠山噴火 鉄道輸送の挑戦』 JR北海道(2001/3),p.42]
第3期 噴火継続対応期(最初の噴火~2週間)
3-05.交通機関等の対応
2.迂回路・代替輸送
【教訓情報】
02.JR北海道は、山線迂回運転の長期化に備えて、山名駅の行き違い施設の新設やATS(列車自動停止装置)設備の付け替えなどを行った。
【文献】
◆4月8日(ディーゼル特急10両・コンテナ貨物10両+機関車2両対応)と14日(北斗星等客車12両+機関車2両対応)の2日に分けて、長大編成の列車を安全に運行するために山線の各駅のATS地上子の位置変更、新設工事を実施した。
(中略)
昭和61年以来定期の優等列車の運行がなくなった山線の単線区間の各駅のATS地上子の位置は、臨時特急列車等最大8両までしか対応できない。そのため、行き違い駅で、長い編成の列車がATSの位置で停止すると後部が行き違い線へはみ出してしまい、行き違いができなくなる場合が出てくる。そこで、行き違い線のある熱郛、蘭越、ニセコ、倶知安、銀山、然別、塩谷の7つの駅の従来のATS地上子を10両編成の列車が行き違いできるよう長い編成の列車の進入時には作動しないように種別変更を行うとともに、長い編成の列車に対応する新たな地上子を設けたのである。[『有珠山噴火 鉄道輸送の挑戦』 JR北海道(2001/3),p.42]