02.有珠山噴火後、全国各地から大勢のボランティアが被災地へ駆けつけ、活動をした。

 【区分】
第3期 噴火継続対応期(最初の噴火~2週間)
3-04.避難生活の支援
5.ボランティア
【教訓情報】
02.有珠山噴火後、全国各地から大勢のボランティアが被災地へ駆けつけ、活動をした。
【文献】
◆有珠山噴火災害発生後設置した伊達、豊浦、長万部と豊浦と長万部が統合した虻田の本部には、道外を含めて平成12年12月までに延べ9,893人のボランティアが登録し活動を実施した。[『2000年有珠山噴火災害・復興記録』北海道(2003/3),p.74]
◆ボランティアの主な活動内容については、避難所管理サポート、物資運送・引越、食料の配送・配備・巡回相談・心のケア、マッサージ・心身整体、病院移送・付添、子供の世話、イベント・レクレーションなど多義にわたった。[『2000年有珠山噴火災害・復興記録』北海道(2003/3),p.73]
◆有珠山噴火のニュースが全国に流れると、全国津々浦々からボランティアが駆けつけた。これらのボランティアの多くは荷物の運搬、搬入、搬出、電話の応対、通院者の搬送付添いなど、手不足の虻田町職員を助けて活躍した。初動期の混乱の中で果たしたボランティアの役割りは、実に大きかった。
4月に入り有珠山福祉救援ボランティア活動豊浦現地対策本部、同長万部対策本部が設立されてからは、活動内容も救援物資の仕分け、配分、問合せ電話の応対などが主となり、5月16日に虻田町社会福祉協議会が主管する形で、虻田現地対策本部が豊浦現地対策本部を統合吸収してからは温泉地区の除灰、避難者の心身のケア、イベントの企画・協力などが中心となっていった。避難所を閉鎖した8月末以降は、虻田周辺のボランティアによる仮設住宅入居者のケア、通院介助が主たる活動となった。[『2000年有珠山噴火・その記録と教訓』北海道虻田町(2002/12),p.4]

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