【区分】
第3期 噴火継続対応期(最初の噴火~2週間)
3-04.避難生活の支援
1.避難住民への各種情報の提供
【教訓情報】
03.4月3日より、自衛隊による避難所への映像提供が開始された。
【文献】
◆有珠山噴火非常災害現地対策本部は3日、各避難所で自衛隊が上空から写した虻田、壮瞥両町の現在の街並みを収めたビデオを上映した。[『有珠山−平成噴火とその記録−』室蘭民報社(2000/12),p.66]
◆避難した住民の方々に避難した自宅の状況などについて、4月3日から自衛隊によるヘリコプター映像をビデオ編集し避難所に配布し、避難地域の情報を上映した。
4月5日からは1日3回、ISDN回線を利用し全27カ所の避難所に自衛隊ヘリコプターの画像を配信することとなり、併せて従前と同様ビデオテープによる配布も行われた。
ヘリ映像の提供は6月1日からは毎日1回の生放送に変更され、7月5日まで続けられた。
また、本庁及び各支庁においても、避難所以外に滞在している方や広く道民の方々が見られるように映像を放映した。
なお、このヘリテレ映像による情報提供は7月5日まで行われた。[『2000年有珠山噴火災害・復興記録』北海道(2003/3),p.68]
◆有珠山噴火で、「わが家の姿を見たい」という避難住民の願いは強い。それを噴火翌日の1日からかなえたのが陸上自衛隊の空撮ビデオ。避難所のテレビで再生されるといつも人だかりができる。噴火口に近く、自宅に近寄れない洞爺湖温泉街の住民にとって自宅の被災実態を知る貴重な情報源だ。陸上幕僚幹部は「住民ニーズを考えて定期的に撮影するのは今回が初めてでは」と話し、災害時の新しい情報提供の方法と注目されるメディアとなった。
自衛隊は噴火翌日の今月1日から午前、昼すぎ、夕方の1日3回、ヘリコプターで火口周辺の撮影を始めた。
「予知に役立てるのが基本任務」(北部方面総監部)だが、「建物の現状を知りたい」という要望が相次ぎ、地元自治体や国土庁などと協議。夕方のフライトで洞爺湖温泉のホテル街や周辺住宅地を集中的に写すようになった。
映像は伊達市役所の対策本部に生中継、国土庁がビデオテープに録画して避難所に届けている。伊達市内の避難所では1日置きに放映されている。[『有珠山−平成噴火とその記録−』室蘭民報社(2000/12),p.155]
第3期 噴火継続対応期(最初の噴火~2週間)
3-04.避難生活の支援
1.避難住民への各種情報の提供
【教訓情報】
03.4月3日より、自衛隊による避難所への映像提供が開始された。
【文献】
◆有珠山噴火非常災害現地対策本部は3日、各避難所で自衛隊が上空から写した虻田、壮瞥両町の現在の街並みを収めたビデオを上映した。[『有珠山−平成噴火とその記録−』室蘭民報社(2000/12),p.66]
◆避難した住民の方々に避難した自宅の状況などについて、4月3日から自衛隊によるヘリコプター映像をビデオ編集し避難所に配布し、避難地域の情報を上映した。
4月5日からは1日3回、ISDN回線を利用し全27カ所の避難所に自衛隊ヘリコプターの画像を配信することとなり、併せて従前と同様ビデオテープによる配布も行われた。
ヘリ映像の提供は6月1日からは毎日1回の生放送に変更され、7月5日まで続けられた。
また、本庁及び各支庁においても、避難所以外に滞在している方や広く道民の方々が見られるように映像を放映した。
なお、このヘリテレ映像による情報提供は7月5日まで行われた。[『2000年有珠山噴火災害・復興記録』北海道(2003/3),p.68]
◆有珠山噴火で、「わが家の姿を見たい」という避難住民の願いは強い。それを噴火翌日の1日からかなえたのが陸上自衛隊の空撮ビデオ。避難所のテレビで再生されるといつも人だかりができる。噴火口に近く、自宅に近寄れない洞爺湖温泉街の住民にとって自宅の被災実態を知る貴重な情報源だ。陸上幕僚幹部は「住民ニーズを考えて定期的に撮影するのは今回が初めてでは」と話し、災害時の新しい情報提供の方法と注目されるメディアとなった。
自衛隊は噴火翌日の今月1日から午前、昼すぎ、夕方の1日3回、ヘリコプターで火口周辺の撮影を始めた。
「予知に役立てるのが基本任務」(北部方面総監部)だが、「建物の現状を知りたい」という要望が相次ぎ、地元自治体や国土庁などと協議。夕方のフライトで洞爺湖温泉のホテル街や周辺住宅地を集中的に写すようになった。
映像は伊達市役所の対策本部に生中継、国土庁がビデオテープに録画して避難所に届けている。伊達市内の避難所では1日置きに放映されている。[『有珠山−平成噴火とその記録−』室蘭民報社(2000/12),p.155]