04.有珠山土砂災害対策検討委員会が設置された。

 【区分】
第3期 噴火継続対応期(最初の噴火~2週間)
3-02.警戒・避難体制の拡充
3.政府の対応
【教訓情報】
04.有珠山土砂災害対策検討委員会が設置された。
【文献】
◇[『平成12年(2000年)有珠山噴火災害報告』北海道開発局(2001/6),p.54]によると、4月11日、北海道、北海道開発庁、建設省及び林野庁が合同で「有珠山土砂災害対策検討委員会」を設置した。
設置目的は、今回の有珠山噴火に伴い今後予想される土砂災害に迅速かつ的確に対応するため、緊急的に実施すべき対策とその技術的検討を行うと共に、降灰分布・地震変動等の状況を踏まえた砂防・治山計画の見直し、警戒避難基準雨量の見直しを行う。
◇有珠山土砂災害対策検討委員会の詳細内容については、[『平成12年(2000年)有珠山噴火災害報告』北海道開発局(2001/6),p.54-55]に掲載されている。
◆噴火に伴う土砂災害に対応するため、道や道開発庁、建設省などは11日、「有珠山土砂災害対策検討委員会」を設置。無人重機を遠隔操作し、排水路などから流れ出した泥流を取り除いたり緊急導流堤建設などを検討している。[『有珠山−平成噴火とその記録−』室蘭民報社(2000/12),p.107]
◆開発庁は2次泥流(土石流)に対する緊急対策等を検討するため、建設省・林野庁・道とともに「有珠山土砂災害対策検討委員会」を立ちあげ、板谷川・西山川などの砂防施設計画の検討を開始した。
その結果、応急対策として5月1日より板谷川の無人化施工を、5 月22日からは西山川の無人化施工のための調査工事に着手、6月8日より無人化施工を開始した。『2000年有珠山噴火・その記録と教訓』北海道虻田町(2002/12),p.327]

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