02.4月2日に、政府が「有珠山土砂災害対策専門家チーム」を設置した。

 【区分】
第3期 噴火継続対応期(最初の噴火~2週間)
3-02.警戒・避難体制の拡充
3.政府の対応
【教訓情報】
02.4月2日に、政府が「有珠山土砂災害対策専門家チーム」を設置した。
【文献】
◆噴火直後の平成12年4月2日に設置されたチームで、建設省・北海道開発局・北海道などで構成された。土砂災害の発生危険度を的確に把握し、関係機関に土砂災害に関する情報の提供を目的として、有珠山周辺の河川における土砂流出状況にかかわるヘリコプター調査及び地上からの調査を行い、降雨時の災害対策本部への雨量情報を提供し、降雨が止んだ後の土砂流出状況を確認して災害対策本部へ報告する等の活動を展開した。『2000年有珠山噴火・その記録と教訓』北海道虻田町(2002/12),p.380]
◆平成12年3月31日午後1時07分の最初の噴火活動を受けて、建設省、北海道開発庁、北海道は、火山泥流、土石流の発生危険度を的確に把握し関係各所に情報提供することを目的として、関係機関合同で土砂災害対策チームを編成した。翌4月1日に土木研究所から派遣された2名が現地入りし、4月2日にはその他構成員が現地に揃って調査を開始した。
主要な調査項目は、降灰の影響を受けた広域における土砂災害発生危険度の増加の有無と噴火活動の直接的な影響下にある流域からの土砂流出状況の観測である。[『平成12年(2000年)有珠山噴火−火山砂防の緊急対応−』北海道建設部(2002/3),p.79]

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