01.内閣官房からJR北海道に対して避難列車の運転要請が行われた。

 【区分】
第3期 噴火継続対応期(最初の噴火~2週間)
3-02.警戒・避難体制の拡充
1.避難列車の運行
【教訓情報】
01.内閣官房からJR北海道に対して避難列車の運転要請が行われた。
【文献】
◆有珠山の噴火直後の午後1時30分頃、情報収集のため伊達の対策本部に詰めていたJR社員に内閣官房から、虻田町住民のために避難列車を出して欲しいとの要請があった。この要請は直ちに噴火後の対応を検討している最中であったJR対策会議の場へ伝えられた。(中略)対策会議は急遽、避難列車運転のために必要な諸準備を整えるための「緊急輸送手配対策会議」に切り替えられた。[『有珠山噴火 鉄道輸送の挑戦』JR北海道(2001/3),p.19]
◆JR北海道は31日、虻田町民の緊急避難のため、室蘭線の洞爺−豊浦間で救援列車を折り返し運転した。同線の東室蘭−長万部間は29日から不通となったままで、31日だけで札幌−函館を結ぶスーパー北斗など系58本が全面、区間運休した。
JR北海道は札幌−函館間に函館線経由で臨時特急5往復を運転した。[『有珠山−平成噴火とその記録−』室蘭民報社(2000/12),p.50]

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