【区分】
第3期 噴火継続対応期(最初の噴火~2週間)
3-01.噴火活動と被害拡大
3.道路・河川・鉄道施設の被害
【教訓情報】
02.西山川で熱泥流により2橋の流出を確認した。
【文献】
◆4月7日、噴火口から熱泥水が噴出し、西山川流路工内を流下した。
4月9日、噴火口から噴出した大量の熱泥水は、洞爺湖温泉街北西に溢れ洞爺湖温泉小学校に達した。
また、西山川流路工に架かる国道橋(木の実橋)、町道橋(こんぴら橋)が押し出され、町道橋が流路工を塞いでいるのが確認された。[『平成12年(2000年)有珠山噴火 1年の軌跡』北海道建設部(2001/7),p.27]
◆金比羅山山腹の火口から流れ出ている熱泥水による被害が、洞爺湖温泉市街地に拡大していることが、建設省などの有珠山土砂災害対策専門家チームによる調査で分かった。
10日午後2時からヘリコプターで目視調査などを行った。その結果、西山川流路工からあふれた熱泥水の土砂は洞爺湖温泉小学校、みずうみ読書の家付近で最大2−2.5メートルにまで堆積。同小学校は1階の窓ガラスの半分以上を埋めている。みずうみ読書の家は屋根の軒下にまで達している。洞爺協会病院付近での拡大は見られない。
国道230号に架かる木の実橋、町道のこんぴら橋が完全に流出している。さくら橋左岸部(町営浴場やすらぎの家の直上流部)で流出した木の実橋の橋桁(けた)が乗り上げて堆積している。[『有珠山−平成噴火とその記録−』室蘭民報社(2000/12),p.106]




第3期 噴火継続対応期(最初の噴火~2週間)
3-01.噴火活動と被害拡大
3.道路・河川・鉄道施設の被害
【教訓情報】
02.西山川で熱泥流により2橋の流出を確認した。
【文献】
◆4月7日、噴火口から熱泥水が噴出し、西山川流路工内を流下した。
4月9日、噴火口から噴出した大量の熱泥水は、洞爺湖温泉街北西に溢れ洞爺湖温泉小学校に達した。
また、西山川流路工に架かる国道橋(木の実橋)、町道橋(こんぴら橋)が押し出され、町道橋が流路工を塞いでいるのが確認された。[『平成12年(2000年)有珠山噴火 1年の軌跡』北海道建設部(2001/7),p.27]
◆金比羅山山腹の火口から流れ出ている熱泥水による被害が、洞爺湖温泉市街地に拡大していることが、建設省などの有珠山土砂災害対策専門家チームによる調査で分かった。
10日午後2時からヘリコプターで目視調査などを行った。その結果、西山川流路工からあふれた熱泥水の土砂は洞爺湖温泉小学校、みずうみ読書の家付近で最大2−2.5メートルにまで堆積。同小学校は1階の窓ガラスの半分以上を埋めている。みずうみ読書の家は屋根の軒下にまで達している。洞爺協会病院付近での拡大は見られない。
国道230号に架かる木の実橋、町道のこんぴら橋が完全に流出している。さくら橋左岸部(町営浴場やすらぎの家の直上流部)で流出した木の実橋の橋桁(けた)が乗り上げて堆積している。[『有珠山−平成噴火とその記録−』室蘭民報社(2000/12),p.106]


木の実橋
こんぴら橋
写真 泥流による被害状況(提供:陸上自衛隊)


みずうみ読書の家
やすらぎの家
写真 泥流による被害状況(提供:北海道開発局)