【区分】
第2期 事前対応期(3/27の前兆現象~噴火まで)
2-03.初動体制
4.各種マスコミ・メディア等の対応
【教訓情報】
05.文字放送やデータ放送による避難住民向けの情報提供が行われた。
【文献】
◆NHK文字放送はまず常設の災害情報番組で、その後有珠山噴火専門の番組コーナーを分離・独立させ放送した。ローカル向けには、北海道庁の広報番組「赤レンガ情報広場」7ページのところを20ページに増やし、ここに情報を入れてもらうことで対応した。(中略)
データ放送では北海道テレビが地域の産・官・学とプロジェクトを組んで開発・推進してきた「クラーク」が、4月9日から被災者向けに情報を送った。受信には端末が必要になるため、専用の受信端末を17台避難所に配備した。
放送は他市町に分散点在し、情報が最も伝わりにくい虻田町民の避難所住民向けに、掲示板の役割を果たすよう特化したものだった。したがって内容的にもニュースで流れるような情報は避け、『号外あぶた』の情報、虻田周辺の交通情報、新学期にあたっての学校関係や学級通信的なお知らせ、迷い犬など、噴火直後の情報過疎のなか、先行き不透明で不安な時期に、高齢者や学童に、必要な基本情報、気持ちの落ち着く情報を送ることを狙った。[平塚千尋『災害情報とメディア』リベルタ出版(2000/10),p.175
第2期 事前対応期(3/27の前兆現象~噴火まで)
2-03.初動体制
4.各種マスコミ・メディア等の対応
【教訓情報】
05.文字放送やデータ放送による避難住民向けの情報提供が行われた。
【文献】
◆NHK文字放送はまず常設の災害情報番組で、その後有珠山噴火専門の番組コーナーを分離・独立させ放送した。ローカル向けには、北海道庁の広報番組「赤レンガ情報広場」7ページのところを20ページに増やし、ここに情報を入れてもらうことで対応した。(中略)
データ放送では北海道テレビが地域の産・官・学とプロジェクトを組んで開発・推進してきた「クラーク」が、4月9日から被災者向けに情報を送った。受信には端末が必要になるため、専用の受信端末を17台避難所に配備した。
放送は他市町に分散点在し、情報が最も伝わりにくい虻田町民の避難所住民向けに、掲示板の役割を果たすよう特化したものだった。したがって内容的にもニュースで流れるような情報は避け、『号外あぶた』の情報、虻田周辺の交通情報、新学期にあたっての学校関係や学級通信的なお知らせ、迷い犬など、噴火直後の情報過疎のなか、先行き不透明で不安な時期に、高齢者や学童に、必要な基本情報、気持ちの落ち着く情報を送ることを狙った。[平塚千尋『災害情報とメディア』リベルタ出版(2000/10),p.175