04.北海道開発局は、衛星通信車、災害対策車を現地付近に出動させ、監視画像を配信した。

 【区分】
第2期 事前対応期(3/27の前兆現象~噴火まで)
2-03.初動体制
2.政府の初動対応
【教訓情報】
04.北海道開発局は、衛星通信車、災害対策車を現地付近に出動させ、監視画像を配信した。
【文献】
◆有珠山の状況を確認するため、3月29日から高感度のカメラを順次設置するとともに、道路監視用標準カメラの利用を図った。また、4月14日から監視体制の強化のため高感度監視カメラ3台、標準カメラ2台を設置した。
有珠山監視画像は、3月30日から有珠山現地連絡調整会議(伊達市役所)にKU-SAT(衛星小型画像伝送装置)を、続いて3月31日には衛星通信車を配備し、関係機関へ配信した。4月1日から衛星通信車を光ケーブルに切り替えた。[『平成12年(2000年)有珠山噴火災害報告』北海道開発局(2001/6),p.37]
◆開発局は3月29日より高感度カメラを順次設置するとともに、道路監視用標準カメラを利用して有珠山の状況を監視、4月14日より監視体制強化の一環として高感度カメラ3台・標準カメラ2台で監視を続けてきた。この監視画像は3月30日7時40分より有珠山現地連絡調整会議(伊達市役所)に衛星通信車を配備し、有珠山監視画像を配信した。4月1日より衛星通信車から光ケーブル配信に切り替えた。
高感度カメラの画像は、開発庁・建設省・国土庁・首相官邸に配信されたほか、道庁を通じて避難所(24カ所)へも配信された。さらにインターネットホームページによる映像情報等への提供も行われた。[『2000年有珠山噴火・その記録と教訓』北海道虻田町(2002/12),p.329]
図 災害対策用機械及び監視カメラ配置位置(提供:北海道開発局)
図 災害対策用機械及び監視カメラ配置位置(提供:北海道開発局)

所在地 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話番号 03-5253-2111(大代表)
内閣府政策統括官(防災担当)

Copyright 2017 Disaster Management, Cabinet Office.