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02.伊達市・虻田町・壮瞥町が住民に対して避難勧告(後に避難指示に変更)を発令し、9000人以上の住民が避難をした。

 【区分】
第2期 事前対応期(3/27の前兆現象~噴火まで)
2-02.事前避難
1.避難指示と事前避難
【教訓情報】
02.伊達市・虻田町・壮瞥町が住民に対して避難勧告(後に避難指示に変更)を発令し、9000人以上の住民が避難をした。
【文献】
◆今回の有珠山噴火災害にあたっては、3月31日の噴火前に火山性地震などの噴火の予兆現象が観測されることに伴い、北海道大学有珠山火山観測センターの岡田教授や気象台、関係市町との協議に基づき、噴火前の3月29日に避難指示が各市町長から出された。
避難指示区域は、壮瞥町の洞爺湖温泉地区・壮瞥温泉地区・昭和新山地区、伊達市の長和地区・有珠地区、虻田町の洞爺湖温泉町全域・泉地区・入江(国道230号より有珠側町界まで)に、さらには、30日には虻田町月浦、高砂地区及び入江地区の全域に、31日には虻田町の清水・花和地区を除く全域が避難指示区域として設定された。[『2000年有珠山噴火災害・復興記録』北海道(2003/3),p.79]
◆火山活動が活発化している有珠山(732メートル)は29日、火山性地震が急速に増加するなど一段と噴火の危険性が強まり、北海道防災会議の地震火山対策部会専門委員会は同日、「早ければ一両日中にも噴火する可能性が強い」との見解を示した。地元の胆振管内壮瞥、虻田、伊達の3市町は同日午後6時半、危険区域内の住民に避難指示を出した。自主避難地区を含めた対象住民は3市町で計4435世帯1万48人となり、3市町の人口約5万人の2割を占める。
避難指示の対象は、壮瞥町が壮瞥温泉、洞爺湖温泉、昭和新山の3地区198世帯408人▽伊達市が有珠、長和の2地区2048世帯4924人▽虻田町が洞爺湖温泉、泉、入江の3地区1891世帯3896人。いずれも火砕流などの発生で被害が懸念される山ろく区域。このほか、壮瞥町の滝之町地区123世帯272人と伊達市関内地区175世帯548人に自主避難を促している。
3市町は午後1~3時に相次いで避難勧告を出したが、同6時半以降、さらに対象区域を拡大し、拘束力の強い「指示」へ格上げした。住民たちは指定された公民館や学校、体育館などの公共施設に避難した。
また、虻田町洞爺湖温泉町の病院では、入院していた重症患者ら152人が陸上自衛隊第7師団(司令部・千歳市)の協力を得て伊達市や同管内洞爺村などの病院に移った。虻田町入江と伊達市有珠地区の四つの老人ホームの入所者計248人も、区域外の施設へ避難した。[『毎日新聞』(2000/3/30 北海道朝刊)]
◆虻田、壮瞥、伊達の各市町対策本部は29日午後、災害対策基本法に基づく避難勧告を、3市町合わせて3651世帯、8014人に出した。同日午後6時半には、伊達市と虻田、壮瞥町の対策本部が、避難勧告からより拘束力の強い避難指示に変えた。[『有珠山−平成噴火とその記録−』室蘭民報社(2000/12),p.37]

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