内閣府防災情報のページみんなで減災

内閣府ホーム  >  内閣府の政策  >  防災情報のページ > 広報・啓発活動 > 災害史・事例集 > 有珠山噴火災害教訓情報資料集 > データベース目次 > 03.噴火開始とともに、山頂、北~北東山腹斜面および山麓において、地震活動を伴う地殻変動が始まった。

03.噴火開始とともに、山頂、北~北東山腹斜面および山麓において、地震活動を伴う地殻変動が始まった。

 【区分】
第1期 有珠山の歴史(2000年噴火以前について)
1-02.1977年噴火災害とその後の対応
1.1977-78年(昭和52-53年)噴火の経緯
【教訓情報】
03.噴火開始とともに、山頂、北~北東山腹斜面および山麓において、地震活動を伴う地殻変動が始まった。
【文献】
◆第1期噴火の後も地震活動はつづき、火口原中央部の隆起が進行し、噴気地帯も徐々に拡大した。ケイ酸に富むマグマはH2Oに乏しくなると粘性がいちじるしく増加する。このため、残りのマグマは。これまでの細い火道を通って容易に噴出できなくなり、地殻を破壊しながら地下の浅い部分に貫入をつづけたのであろう。(中略)外輪山も多数の横ずれ断層に切られて外側に膨らみ、外側斜面は急斜して表層の火山砕屑物が崩落し始めた。こうして10月下旬にはU字型ブロックの大断層側は40~60m隆起して新しい潜在円頂丘の原形ができあがり、外輪山北東部は外側に約50m膨らみ、火口原の地形は一変した。[門村浩・岡田弘・新谷融『有珠山~その変動と災害~』北海道大学図書刊行会(1988/6),p.33~38]
◆1977年8月7日の第1期噴火の開始とともに、山頂、北~北東山腹斜面および山麓において、地震活動を伴った顕著な地形変動が始まった。[『昭和新山、有珠山の噴火と災害対策』北海道(1995/10),p.20]
◆その後もデイサイト質マグマは上昇を続け、火山性地震を多発しながら火口原を隆起させ、噴気地帯も拡大した。噴火直前にできた断層は、小有珠からオガリ山~大有珠にかけて発達し、その北東側の火口原中央部は北東に移動しつつ著しく隆起し、新しい潜在ドーム(有珠新山)として成長しはじめたのである。断層崖の南西側には幅100~250mの地溝が発達し、小有珠山頂部はこの地溝の成長に伴って沈降を続けた。新山は、噴火開始後、2ヵ月半で40~50mも隆起した。これに伴い有珠外輪山の北東壁も外側に膨らみ、水平移動量は48mに達した。この地殻変動は北麓にも影響を及ぼし、建造物等が徐々に破壊されはじめた。[小田清「北海道・有珠山噴火の歴史と周辺地域の概要」『開発論集 第71号』北海学園大学開発研究所(2003/3),p.9-10]

所在地 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話番号 03-5253-2111(大代表)
内閣府政策統括官(防災担当)

Copyright 2017 Disaster Management, Cabinet Office.