01.1977年8月6日から火山性地震が頻発し始めた。

 【区分】
第1期 有珠山の歴史(2000年噴火以前について)
1-02.1977年噴火災害とその後の対応
1.1977-78年(昭和52-53年)噴火の経緯
【教訓情報】
01.1977年8月6日から火山性地震が頻発し始めた。
【文献】
◆最初の情報は、8月6日05時10分、壮瞥温泉の住民から室蘭地方気象台へ電話で、「5~10分毎にドーンという音が聞え、昭和新山生成時の活動に似ている」という連絡が入った。同気象台で、有珠外輪山の東縁に設置された地震計からテレメータされている記録を調べたところ、03時30分頃から火山性地震が群発して、05時44分迄に、振り切れに近い地震が12回、その間に小さい地震も起きていた。[北海道大学理学部有珠火山観測所「1977年有珠山噴火の地震計測学的調査」『1977年有珠山噴火による災害調査』文部省科学研究費自然災害特別研究(1978/4),p.25]
◆有珠外輪山東部の地震計(JMA-A)の記録によると、1977年8月6日1時すぎから火山性地震が頻発し始め、3時30分頃から洞爺湖温泉でも有感地震を感じた。北大が臨時地震観測網を設置した20時以降は、地震回数が加速度的に増え、特に浅い地震が増加した。7日2~5時には、地震波形が短周期型から長周期型に変わった。7日朝の地表パトロールで、北麓には異常が認められなかったが、小有珠の東側では隆起で生じた北西−南東方向の正断層(落差約40m)が発見された。7日8~9時には、地震別地震回数が最大値(JMA-Aで198回)を記録した。[門村浩・岡田弘・新谷融『有珠山~その変動と災害~』北海道大学図書刊行会(1988/6),p.24]
◆1977年8月6日午前1時すぎから火山性地震が頻発し始め、3時ころから、大砲か雷のような鳴動とともにも有感地震を感じるようになった。20時以降、地震回数が加速度的に増えた。[『昭和新山、有珠山の噴火と災害対策』北海道(1995/10),p.14]
◆1977(昭和52)年8月6日の早朝、有珠山では32年振りに有感地震が多発し始めた。[小田清「北海道・有珠山噴火の歴史と周辺地域の概要」『開発論集 第71号』北海学園大学開発研究所(2003/3),p.9]

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