01.有珠山は、北海道南西部に位置する活火山である。

 【区分】
第1期 有珠山の歴史(2000年噴火以前について)
1-01.有珠山について
1.有珠山の概要
【教訓情報】
01.有珠山は、北海道南西部に位置する活火山である。
【文献】
◆有珠山は、北海道の南西部、洞爺湖の南側に位置し、胆振支庁管内伊達市、虻田町、壮瞥町にまたがる標高732mの活火山である。基底の直径約6kmの成層火山の山頂部が失われ、山頂・山麓に多数の溶岩円頂丘・潜在溶岩円頂丘を持つ様相となっている。山名の由来は、アイヌ語で「入り江」を示す”ウス”とされるが、アイヌの人達は有珠山を”アシリヌプリ”(新しい山)とよび、「軽石を削りだす神」と呼んで恐れていたとされる。[『2000年有珠山噴火災害・復興記録』北海道(2003/3),p.1]
◆有珠山の溶岩円頂丘は、いずれも極めて粘性の高いデイサイト質マグマが地表を隆起させて潜在円頂丘を作り、さらに引き続き溶岩が地表に突出したもので、その表面はすべり面をもつ赤い天然レンガで被覆されているのが特徴である。これらの円頂丘群は、山頂および北麓を通る北西−南東方向の2帯に配列している。[『平成12年(2000年) 有珠山噴火災害報告』北海道開発局(2001/6),p.7]
◆有珠火山は、洞爺カルデラの南壁上に生じた二重式火山で、直径1.8㎞の外輪山をもつ成層火山と側火山及び3個の溶岩ドームと7個の潜在ドームから構成されている。[『昭和新山、有珠山の噴火と災害対策』北海道(1995/10),p.1]
伊達市・壮瞥町・虻田町位置図(提供:北海道開発局)
図 伊達市・壮瞥町・虻田町位置図(提供:北海道開発局)

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