【区分】
第4期 被災地応急対応期(9/4全島避難~平成14年3/12一時帰宅)
4-5.被害調査
1.被害調査
【教訓情報】
05.都内観測所でも環境基準を超える二酸化硫黄(火山活動による火山ガス)の濃度が観測された。
【文献】
◆三宅島雄山の噴火の影響をうけ、8月28日から都内の測定局において環境基準(1時間値で0.1ppm)を超える二酸化硫黄の濃度が観測されています。
今回、これまでの結果を取りまとめましたのでお知らせします。
1 二酸化硫黄の濃度が上昇した原因 8月25日以来、三宅島の上空では、南よりの風が継続することが多くなった。このため、三宅島の雄山の噴火に伴い、[『東京都災害対策本部 平成12年9月27日午後2時30分 (第162報)』東京都]
上空に吹き上げられた二酸化硫黄が南よりの風に乗って関東地方に運ばれ、関東上空で、下降流、空気の対流などで地表面に下降し、
高濃度を記録したものと考えられる。 2 二酸化硫黄濃度が環境基準を超えた状況(区部・多摩部) 8月28日は、多摩部で、8月29日、9月17日は、区部及び多摩部で広範囲に環境基準を超える値が観測された。特に、28日、29日は、高濃度が観測されている。