【区分】
第4期 被災地応急対応期(9/4全島避難~平成14年3/12一時帰宅)
4-3.長期避難と避難生活
4.避難生活の問題点
【教訓情報】
12.島民は、避難生活の長期化で帰島後の生活に不安を感じていた。
【文献】
◆島びとの予想を超える形で避難は長期化の様相を見せ始めた。
初めの一年は、心配しながらも火山活動の行方を見守る島暮らしの延長であった。それなりの手当ても受け、世間の同情もあって、のんきだった。
二年目には一時帰島が始まり、わが家を見て誰もが惜然とした。帰島の見通しが立たないことも不安に拍車をかけた。遅まきながら島民連絡会を立ち上げ、行政や議会に働きかけ始めた。島びとは必死に働き始めた。
三年目に入ると避難暮らしにも生活格差が生じ、困窮者や年寄り、病人の深刻さは増していった。一時帰島による家屋手入れにも疲れが見えてきた。子供の教育、帰島後の生活問題と次々難問が火を噴き、その対応策を見出せず、焦りや不安が増幅していった。[『三宅島 噴火避難のいばら道 あれから4年の記録』村榮(2005/2),p.226]
