02.三宅島の児童・生徒の多くは、都立秋川高校で学校生活を再スタートさせた。


【区分】
第4期 被災地応急対応期(9/4全島避難~平成14年3/12一時帰宅)
4-3.長期避難と避難生活
4.避難生活の問題点
【教訓情報】
02.三宅島の児童・生徒の多くは、都立秋川高校で学校生活を再スタートさせた。
【文献】
◆東京の西郊あきる野市に通称「三宅島秋川学校」がある。間借りの校舎は都立秋川高校だ。
  秋川高校は、東京で唯一の全寮制普通高校である。平成十三年三月に最後の卒業生を送り出して閉校予定となっていた。創立は三十六年も前で、海外赴任者子弟や島からの進学者を受け入れる目的で設けられた男子校だ。三宅島からも多数行っており馴染み深い。閉校を前に校舎も寮も三宅島の子供を受け入れるに十分な空きがあり、実に幸運であった。
  ここを集団避難先の学校生活の場に選んだのである。収容されたのは、三宅島の三つの小学校と三つの中学校、それに都立三宅高校の子供たちと教職員全員であった。それは三宅島雄山が最後に大噴火した平成十二年八月二十九日に突然のスタートで始まった。[『三宅島 噴火避難のいばら道 あれから4年の記録』村榮(2005/2),p.97-98]

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