【区分】
第3期 噴火継続対応期(平成12年7/14本格的噴火後~9/4全島避難)
3-1.噴火活動と被害拡大
1.噴火活動とその後の経過
【教訓情報】
01. 7月14日に再び噴火、噴煙の高さは約1,500mに達し、噴石は外輪山の外まで飛んだ。
【文献】
◆7月14日5時15分、気象庁は「三宅島は04時14分頃噴火しました。」旨発表(火山観測情報第88号)。
7月14日6時45分、気象庁は臨時火山情報第12号にて、「三宅島雄山では、04時14分頃噴火し、06時45分現在も続いています。」旨発表。
気象庁は、7月14日午前に火山噴火予知連絡会を開催し、13時00分に「現在も山頂直下の地震活動及び地殻変動が続いていることから、今後も同様の噴火現象が発生する可能性があります。当面、山頂付近では引き続き注意が必要ですが、山麓での噴火の可能性はありません。しかし、風下の山麓には火山灰が降ることがあります。」旨発表(火山観測情報第90号)。
7月14日16時10分、気象庁は、「15時50分頃、山頂から噴火しました。」旨発表(火山観測情報第92号)。
7月14日17時00分、気象庁は、「噴煙の高さは約1,500mに達しています。噴石は外輪山の外まで飛んでいます」旨発表(火山観測情報第93号)。
7月14日、気象庁は、火山噴火予知連絡会を開催し、21時00分に「夕方の噴火は山頂火口地下で水蒸気爆発が起き、火山灰や噴石を放出したものと考えられます。今後も山頂火口では噴火が発生する可能性があり、山頂付近では噴火等に引き続き注意が必要ですが、山麓での噴火の可能性はありません。しかし、風下の山麓には火山灰が降ることがあります。」旨発表(火山観測情報第94号)。[『平成12年(2000年)三宅島噴火及び新島・神津島近海地震について』内閣府(2003/9),p.1-2]