【区分】
第2期 事前対応期(平成12年6/26緊急火山情報第1号~7/14噴火まで)
2-1.火山活動
1.火山活動の増加
【教訓情報】
02.気象庁は、「6月27日海底で噴火が開始した可能性がある。」と発表した。
【文献】
◆6月27日11時30分には、気象庁は「既に海底で噴火が開始した可能性があり、今後噴火が活発化して水深が浅い所で噴火した場合には強い爆発となる可能性もある。」とする一方、「なお、西山腹での噴火についても否定できない」との火山噴火予知連絡会のコメントを発表(臨時火山情報第5号)し、今後の警戒を呼びかけた。
6月27日17時30分、気象庁は、「マグマの活動域は西方海域に中心を移しつつあるが、海岸付近での噴火の可能性は依然として残されている。島の東部での噴火の可能性は極めて低い。従って、西海岸付近から海域での噴火にしばらくは警戒が必要である。」旨の火山噴火予知連絡会のコメントを発表(臨時火山情報第6号)。[『平成12年(2000年)三宅島噴火及び新島・神津島近海地震について』内閣府(2003/9),p.1]