【区分】
第1期 三宅島の概要
1-2. 1983年噴火災害とその後の対応
2. 1983年(昭和58年)噴火による被害
【教訓情報】
08.噴火直前に行われた大規模な「東京都総合防災訓練」は、噴火当日に十分に成果が現れた。
【文献】
◆人的被害が皆無であったことについては、いくつかの理由をあげることができるが、一つには噴火直前の8月24日に行われた大規模な「東京都総合防災訓練」がある。この訓練は雄山の噴火を想定し、都各局、警視庁、東京消防庁、陸海空自衛隊、海上保安庁、三宅村等の機関及び地元住民等約30団体3,000人が参加し本番さながらに行われたが、噴火の当日この訓練が十分生かされその成果が現れたことは特筆すべきことといえよう。また、火山島に住む住民としていざという時どう行動するかを常に心がけていた島民の機敏な対応と冷静沈着な行動もその理由の一つである。更に、三宅村が同報無線を駆使して迅速的確に避難勧告や情報提供・デマの否定など人心安定のための放送を行ったため、住民が混乱なく避難できたこともその理由としてあげられる。[『記録 昭和58年三宅島噴火災害』東京都(1985/9),p.106]
