05.三宅島の火山活動は、過去3000年に遡ることができる。


【区分】
第1期 三宅島の概要
1-1.三宅島について
2.三宅島の過去の噴火
【教訓情報】
05.三宅島の火山活動は、過去3000年に遡ることができる。
【文献】
◆三宅島火山の過去3000年間の活動については一色の調査がある。概要は次のとおり。 3000年前に大規模噴火が起こり、西側山腹に東北東—西南西の方向に割れ目を生じ、マグマを噴出した。引き続き山頂で爆発的噴火が発生し、多量のマグマを噴出し、火山豆石などを放出した。この噴火の規模はその後の有史時代に発生した噴火に比べると1ケタ規模が大きく、噴出総量は0.2km3(2億立方メートル)あるいはそれ以上と見積もられる。二千数百年前から1154年前までの13輪廻の噴火は、山腹噴火とその後の山頂火口からの顕著な火山灰放出で特徴づけられる。噴火は69—300年、平均200年おきに起こり、噴出物量はそれぞれ0.02-0.05km3と見積られる。315年の休止期をおいて始まった1469年以降の噴火は、主として山腹における短期間の噴火に変った。11輪廻の噴火は22—69年、平均50年おきに起こり、噴出物量はそれぞれ0.01—0.02km3と見積もられる。[『記録 昭和58年三宅島噴火災害』東京都(1985/9),p.303-307]

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