【区分】
Ⅶ.台風第21号
第1期 台風第21号について
1-2.台風の勢力
2.暴風の状況
【教訓情報】
01.台風第21号による暴風は、沖縄県で竜巻をもたらした。
【文献】
◇台風の上陸、通過に伴い、各地で暴風となったが、26日から30日にかけて、全年での最大風速、最大瞬間風速の極値を更新した気象官署はなかったが、9月比較においては、極値を更新した気象官署があった。また、アメダスにおいては、全年、9月ともに最大風速の極値を更新した地点があった。
26日、台風が接近した沖縄本島地方や宮古島地方が暴風域に入り、04時20分に沖縄県玉城村糸数で最大風速22m/s を観測した。
(27日から28日)引き続き、27日午前3時頃まで宮古島が暴風域に入った。台風は東シナ海でほとんど停滞した後、進路を北東に変えた。27日から28日にかけて20m/s を観測した地点はなかった。なお、27日は、20時30分頃に沖縄県名護市豊原付近で、20時50分頃に沖縄県今帰仁村古宇利島付近で、いずれも藤田スケール※F1 と見られる竜巻が発生し、トタン屋根の飛散、窓ガラスの破損などの被害が発生した。
(29日)台風は九州の西海上を北東に進み、九州、四国、近畿地方を通って北陸地方に進んだ。明け方から、九州南部や熊本県、大分県などが暴風域に入り、09時40分に長崎県大村市で最大風速24m/s、10時50分に鹿児島県溝辺町で21m/s を観測した。台風は次第に暴風域を狭めて四国地方を横断し、16時10分に愛媛県長浜町で20m/s、19時20分に岡山県奈義町で22m/s、19時30分に和歌山市友ヶ島で25m/s を観測した。大阪市付近に上陸した後、21時に台風の暴風域はなくなった。なお、23時00分から23時30分頃にかけて、愛知県豊橋市付近で、藤田スケール※F1 と見られる竜巻が発生し、屋根瓦やトタン屋根の飛散、窓ガラスの破損などの被害が発生した。
(30日)台風は北陸地方から東北地方へ進んだ。06時10分に新潟県佐渡市弾崎で最大風速22m/s、北海道えりも岬で21m/s などを観測した。気象官署で最大風速20m/s を観測した地点はなかった。
[『災害時自然現象報告書 2004 年第5 号』気象庁(2004/11),P.4]
【区分】
Ⅶ.台風第21号
第1期 台風第21号について
1-2.台風の勢力
2.暴風の状況
【教訓情報】
01.台風第21号による暴風は、沖縄県で竜巻をもたらした。
【文献】
◇台風の上陸、通過に伴い、各地で暴風となったが、26日から30日にかけて、全年での最大風速、最大瞬間風速の極値を更新した気象官署はなかったが、9月比較においては、極値を更新した気象官署があった。また、アメダスにおいては、全年、9月ともに最大風速の極値を更新した地点があった。
26日、台風が接近した沖縄本島地方や宮古島地方が暴風域に入り、04時20分に沖縄県玉城村糸数で最大風速22m/s を観測した。
(27日から28日)引き続き、27日午前3時頃まで宮古島が暴風域に入った。台風は東シナ海でほとんど停滞した後、進路を北東に変えた。27日から28日にかけて20m/s を観測した地点はなかった。なお、27日は、20時30分頃に沖縄県名護市豊原付近で、20時50分頃に沖縄県今帰仁村古宇利島付近で、いずれも藤田スケール※F1 と見られる竜巻が発生し、トタン屋根の飛散、窓ガラスの破損などの被害が発生した。
(29日)台風は九州の西海上を北東に進み、九州、四国、近畿地方を通って北陸地方に進んだ。明け方から、九州南部や熊本県、大分県などが暴風域に入り、09時40分に長崎県大村市で最大風速24m/s、10時50分に鹿児島県溝辺町で21m/s を観測した。台風は次第に暴風域を狭めて四国地方を横断し、16時10分に愛媛県長浜町で20m/s、19時20分に岡山県奈義町で22m/s、19時30分に和歌山市友ヶ島で25m/s を観測した。大阪市付近に上陸した後、21時に台風の暴風域はなくなった。なお、23時00分から23時30分頃にかけて、愛知県豊橋市付近で、藤田スケール※F1 と見られる竜巻が発生し、屋根瓦やトタン屋根の飛散、窓ガラスの破損などの被害が発生した。
(30日)台風は北陸地方から東北地方へ進んだ。06時10分に新潟県佐渡市弾崎で最大風速22m/s、北海道えりも岬で21m/s などを観測した。気象官署で最大風速20m/s を観測した地点はなかった。
[『災害時自然現象報告書 2004 年第5 号』気象庁(2004/11),P.4]