07. 日本メノナイト・キリスト教会協議会のボランティア活動


【区分】
第4期 被災地応急対応期
4-2. ボランティア活動
1. ボランティアの種類・活動内容
【教訓情報】
07. 日本メノナイト・キリスト教会協議会のボランティア活動
【文献】
◆日本メノナイト・キリスト教会協議会は日本にあるメノナイト派の一つで,北海道で1951年以来活動している。日本での災害救援活動は始まったばかりであろう。奥尻島へは,北海道に住む信者5人(全員男性。年齢は21~59歳,平均40歳)が物心の援助を目的として,西瓜200個と,テント・炊事道具・食糧・スコップなどをもって自動車で渡り,8月14~15日の2日間,役場に登録されたボランティアとして救援物資の搬入と仕分けに従事した。公民館で宿泊,昼食は役場からの弁当。もっとも,彼らが奥尻に入る前に得ていた情報は,マス・メディアからのものと,道庁や役場に問い合わせて得られたもの以外にはなく,予期した作業と実際の作業とのあいだで若干の食い違いが起きた。問い合わせに対してある人は「あまり活動できなかった」と答えていた。また,持参した西瓜の配布を町役場に託したが,夏季でなまものは腐敗しやすく,残念ながら必ずしも活かされなかったと考えられる。『北海道新聞』(7月18日)に「送らないで腐るなま物」という記事が載っていたのは皮肉なことであった。ただし,これを機会に,MDSから災害マニュアルを取り寄せ,それを翻訳するに至った。[『災害の心理学とその周辺−北海道南西沖地震の被災地へのコミュニティ・アプローチ−』若林佳史(2003/5),p.147-148]

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