08.保健婦活動は、災害発生後、迅速に確保された救急医療活動と平行して開始された。


【区分】
第4期 被災地応急対応期
4-1. 災害応急対策
3. 衛生対策
【教訓情報】
08.保健婦活動は、災害発生後、迅速に確保された救急医療活動と平行して開始された。。
【文献】
◆4名の保健婦と2名の医師は、渡島後、ただちに各避難所を視察し、その後各活動班にわかれ、聞きとり問診を一人一人に対して行った。不眠・頭痛・有熱・不穏などの有愁訴者や高血圧等の有病者には、血圧を測定した。避難民の多くは、心身の平静を取戻しているかに見えたが、なかには、暗黒の海中を数時間も漂流した後に奇跡的に救助されたが茫然自失の状態の少女、一瞬のうちに家族や家屋を失って虚脱状態を呈している者、毛布を頭からすっぽり被り、呻吟している者なども散見された。(中略)健康相談は、毎日、各避難所において実施された。そして、夕刻にミーティングを行ない、今後の保健婦活動の方向や対策等を確認し合った。[『災害時の保健・防疫対策と活動 北海道南西沖地震に係る保健活動事例報告』北海道江差保健所(1994/6),p.7]

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