05.行方不明者の捜索は各捜索機関で連絡調整会議を開き、捜索海域の調整を実施。


【区分】
第3期 地震被害発生期
3-5. 関係機関等の救援・救助活動状況
3. 海上保安庁
【教訓情報】
05.行方不明者の捜索は各捜索機関で連絡調整会議を開き、捜索海域の調整を実施。
【文献】
◆行方不明者の捜索活動は、航空機と巡視船艇の連携による洋上捜索、特殊救難隊と巡視船潜水士による被災地周辺海域の潜水捜索を重点として行なわれた。[『平成5年(1993年)北海道南西沖地震災害記録』北海道(1995/3),p.83]
◆7月13日から16日までの海面捜索は沿岸海域を重点に実施され、潜水捜索については奥尻町青苗・稲穂、大成町の沿岸を中心に実施された。17日から20日にかけては、奥尻島北側海域で多数の行方不明者が発見されたことから、沿岸海域の捜索にあわせ奥尻島北側海域に捜索範囲を広げることとし、潜水捜索については引き続き奥尻町青苗・稲穂、瀬棚町の沿岸を中心に実施された。21日から8月2日にかけては、奥尻島北側海域を重点に実施され、潜水捜索については奥尻町青苗・稲穂の沿岸を中心に実施された。3日から31日までは、捜索重点海域を奥尻島と本道南西沿岸海域に移し、さらに7月27日以降行方不明者の発見がなく、また地震から1ヵ月が経過していることから段階的に捜索体制が縮小された。潜水捜索については引き続き奥尻島青苗を重点的に実施することとなった。特に潜水捜索は、最悪の条件下で困難を極め、奥尻町青苗沿岸では津波で流出した家屋や漁具等が多数浮遊し、海中も津波で流出した車両、家屋、漁具、消波ブロックなどがおびただしく散乱しており、視界約0.5メートルの中、手探りの捜索を強いられた。また、奥尻島周辺海域での潜水捜索は、海上自衛隊、警視庁、北海道警察、東京消防庁等も実施していたため、捜索前に各捜索機関が集まり連絡調整会議を開き、捜索状況の情報を交換し捜索範囲の調整を行ない捜索活動の効率化を図った。また、海上捜索については海上自衛隊大湊地方総監部と毎日のように捜索活動の情報を交換するとともに捜索海域の調整を行なった。[『平成5年(1993年)北海道南西沖地震災害記録』北海道(1995/3),p.83]
◆奥尻島周辺海域における潜水捜索は、当庁の潜水士の他に、海上自衛隊、警視庁、北海道警察、東京消防庁、函館消防本部等多数の他機関ダイバーが集結し潜水捜索を実施した。このため、捜索実施の前日に、陸上派遣の船隊指揮船業務管理官、潜水指揮船航海長及び各機関のダイバーにより打合せ調整会議を行い、潜水捜索海域等について調整、捜索状況についての情報交換を行うことにより潜水捜索の効率的な実施を図った。[『平成5年北海道南西沖地震における捜索救援活動の記録』第一管区海上保安本部(1995/12),p.50]

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