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27.他人にいわれてことの重大さに気づき、避難して津波被害を逃れた人々の体験談(奥尻町青苗区Aさんのケース)。


【区分】
第3期 地震被害発生期
3-4. 被災者の行動
1. 避難行動
【教訓情報】
27.他人にいわれてことの重大さに気づき、避難して津波被害を逃れた人々の体験談(奥尻町青苗区Aさんのケース)。
【文献】
◆Aさんも、最初は津波を予想せず、家人にいわれて急いで避難した一人である。地震が起こったとき、Aさんは居間で横になってうとうとしていたが、日本海中部地震のとき小学3年生だったこともあって、当初は津波のことは念頭になかった。しかし、家族が津波が来るというので外へ出ようとした。このとき地震で戸が開かなくなっていたが、戸を蹴って外に出た。自宅には歩行が困難な祖父がいるので、Aさんは車で避難しようと考え、家のすぐ横に駐車してある車のエンジンをかけ、祖父が出てくると同時に車をスタートさせたという。Aさんの避難時刻はかなり早かったようで、車にものを積み込むなどという余裕はまったくなく、Aさん自身も靴も履かずに裸足で車を運転している。[『1993年北海道南西沖地震における住民の対応と災害情報の伝達』東京大学社会情報研究所(1994/1),p.13]

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