22.避難中に引波にやられた車から逃げ出し、自宅に戻って二階に上って難を逃れた。


【区分】
第3期 地震被害発生期
3-4. 被災者の行動
1. 避難行動
【教訓情報】
22.避難中に引波にやられた車から逃げ出し、自宅に戻って二階に上って難を逃れた。
【文献】
◆私たちがねている時、じしんが、きました。おじいちゃんがいそいで、「おきれー、つなみがくるよ、おきれ。」と、言いました。私たちは、くるまにのりました。げんかんから、おとうさんとおばあちゃんがいっしょにでました。ひきなみに私ののっている車が、かこいのはしらにぶつかってしまいました。そのひょうしに、車の戸があいたので外に出ました。私たちは、すぐ、家にもどって、二かいにあがりました。二かいにあがるとちゅうなみが、かいだんの下から、四だんか三だんの所まできました。その時、足をガラスで、切ってしまいましたが、なんにもかんじませんでした。その時、お母さんがいないと思いました。お父さんが、さがしに行きました。お父さんが下におりていきました。私は、「おりるな」と思いました。お父さんは五分ぐらいしてもどってきました。お母さんは、車でながされたけど、すずきしょう店の上の山にいました。私は、お母さんだけ、車にのってたから、ながされたかと思いました。お母さんがもどってきて、私の足にタオルをまいてくれました。[『体験文集 災害を乗り越えて』奥尻町立稲穂小学校(1994),p.8]

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