02.道道では31線路39箇所で被害が発生し、11月まで復旧作業が行われた。


【区分】
第3期 地震被害発生期
3-2. 被害の概要
4. 交通機関の被害
【教訓情報】
02.道道では31線路39箇所で被害が発生し、11月まで復旧作業が行われた。
【文献】
◆道道は494箇所で被害が発生し、31路線39箇所が全面通行止めとなった。路線別では、大岸礼文(停)線が豊浦町礼文~豊浦町礼文華で落石のため8月13日まで、小黒部鮫川線が江差町越前地内で陥没のため8月9日まで、奥尻島線が奥尻町奥尻で崩土のため8月31日まで、同線奥尻町米岡でシェルター陥没のため11月5日まで、同線奥尻町幌内~奥尻町球満開拓で路肩決壊のため平成7年12月(予定)まで、同線奥尻町藻内~幌内で落石の恐れのため8月24日まで、八雲今金線が今金町八束日進橋付近で陥没のため7月15日まで、同線今金町八束~今金町馬場で陥没のため9月13日まで、丹羽今金線が北檜山町目名地区で陥没のため7月26日まで、北檜山大成線が北檜山町兜野~北檜山町太櫓で陥没のため7月14日まで、同線大成町太田漁港一太田神社で崖崩れの恐れのため7月17日まで、東大里瀬棚(停)線が瀬棚町陸橋付近で陥没のため7月23日まで、金原今金線が今金町金原で陥没のため7月15日まで、小倉山丹羽(停)線が北檜山町ポン目名川付近で陥没のため8月9日まで、旭台今金線が今金町田代~日進牧場で陥没のため7月19日まで全面通行止めとなり、その他部分的な路肩決壊等があったが片側交通で復旧を行った。[『平成5年(1993年)北海道南西沖地震災害記録』北海道(1995/3),p.19]
◆奥尻島内の道道は、島を一周している主要道道奥尻島線だけである。奥尻島線は、全長65.7㎞で(中略)幅員7.5mの2車線の道路である。この道路の被害箇所数は56か所であるが、被害が特に集中しているのは、幌内地区から稲穂地区に向かう山岳部の通称八十八曲りと呼ばれている箇所で、道路が110mにわたって流失したり、道上の斜面が崩壊して3万m3もの土砂が道路を埋没させたり、路面陥没や路肩のすべり崩壊など22か所で地震被害が生じた。[『平成5(1993年)北海道南西沖地震 東京都調査班報告書』東京都(1994/1),p.56-57]

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