【区分】
第3期 地震被害発生期
3-2. 被害の概要
1. 津波・火災の概要
【教訓情報】
07. 初期段階で急速に燃え広がったのは、有効な消火活動ができなかったことが大きな理由である。
【文献】
◆初期段階で急速に燃え広がったのは、有効な消火活動ができなかったことが大きな理由である。即ち、住民が津波回避を優先したこと、消防隊は津波によって道路が通行不能となり火点に接近できず、また有効な水利にアクセスできなかった。また、漁具の倉庫など板張りの粗末な家屋が多数存在していたこと、灯油タンクやプロパンガス、あるいは自動車や船舶など延焼を助長する易燃性媒体の介在も原因であった。今後の対策には、初期消火の見直し、危険物貯蔵機器の耐震化、道路啓開装備の充実確保、孤立地区の支援の応急確保、延焼遮断帯の計画的配置などを考慮すべきである。[平成5年北海道南西沖地震・津波とその被害に関する調査研究』石山祐二研究代表者(1994/3),p.10]
【区分】
第3期 地震被害発生期
3-2. 被害の概要
1. 津波・火災の概要
【教訓情報】
07. 初期段階で急速に燃え広がったのは、有効な消火活動ができなかったことが大きな理由である。
【文献】
◆初期段階で急速に燃え広がったのは、有効な消火活動ができなかったことが大きな理由である。即ち、住民が津波回避を優先したこと、消防隊は津波によって道路が通行不能となり火点に接近できず、また有効な水利にアクセスできなかった。また、漁具の倉庫など板張りの粗末な家屋が多数存在していたこと、灯油タンクやプロパンガス、あるいは自動車や船舶など延焼を助長する易燃性媒体の介在も原因であった。今後の対策には、初期消火の見直し、危険物貯蔵機器の耐震化、道路啓開装備の充実確保、孤立地区の支援の応急確保、延焼遮断帯の計画的配置などを考慮すべきである。[平成5年北海道南西沖地震・津波とその被害に関する調査研究』石山祐二研究代表者(1994/3),p.10]