01.北海道南西沖地震は地震の「空白域」で起こった。


【区分】
第3期 地震被害発生期
3-1. 地震の概要
1. 地震の発生状況
【教訓情報】
01.北海道南西沖地震は地震の「空白域」で起こった。
【文献】
◆奥尻島の数十km西には、ユーラシアプレートと北米プレートとがぶつかり、一方が他方の下に潜り込んでいる境界が南西方向にあると考えられている。一般に、こうした境界の近辺では、歪みがたまりやすく、したがって地震の発生が多いことが知られるが、実際、1940年積丹半島沖地震と1983年日本海中部地震はこの近辺で発生したものと推察されている。その日本海中部地震から10年後、1993年7月12日午後10時17分、上記二地震の震源域に挟まれ、いわゆる「空白域」となっていたところを震源域(震源は北緯42度47分、東経139度12分)として、マグニチュード7.8の地震が起こった。「1993年北海道南西沖地震」である。[『災害の心理学とその周辺−北海道南西沖地震の被災地へのコミュニティ・アプローチ−』若林佳史(2003/5),p.110]

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