1. 地震の発生状況


【区分】
第2期 事前対応期(北海道周辺における地震・津波の歴史)
2-1. 日本海中部地震(1983年)
1. 地震の発生状況
【文献】
◆1983年5月26日、北緯40度21分、東経139度04分を震源とし、マグニチュード7.7(最大震度5)を記録した日本海中部地震のおりには、奥尻島青苗地区の2名をはじめ、全国で計104名の死者、648名の負傷者を出した。北海道南西沖地震と同様、日本海中部地震も津波の被害が大きく、死者104名中、なんと100名が津波による死亡者だった(驚くべきことに韓国で3名の死者を出したほか、朝鮮半島全域や旧ソ連にまで被害が波及した)。ちなみに、このときの津波の最大記録は秋田県能代市の約14m。日本海側では北海道から島根県までの広範囲に被害がおよび、水産関係で計約132億円、港湾関係で約81億円の損失が出た。[『北海道南西沖地震奥尻町記録書』奥尻町(1996/3),p.218]

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