日本の年平均気温は、100年あたり1.19℃の割合で上昇しています。また、猛烈な雨(1時間降水量80mm以上の雨)の年間発生回数も、増加しています。
地球温暖化の進行に伴って、大雨や短時間に降る強い雨の頻度はさらに増加すると予測されており、台風や豪雨による風水害・土砂災害発生リスクが高まっています。
日本の気候変動と増加する豪雨
日本の年平均気温偏差
[アメダス]1時間降水量80mm以上の年間発生回数
出典:気象庁資料
最近の主な水害・土砂災害
平成26年 | 7月 6日~7月11日 | 平成26年台風第8号 |
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7月30日~8月11日 | 平成26年台風第12号及び第11号 | |
8月15日~8月26日 | 平成26年8月15日からの大雨等 | |
8月20日 | 平成26年(2014年)8月豪雨(広島土砂災害)
8月19日から20日にかけて、広島市で1時間降水量101mmという猛烈な雨。
安佐南区などでは土砂災害が発生し、死者77人、住家全壊179棟を出す被害となりました。 |
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平成27年 | 7月16日~7月18日 | 平成27年台風第11号 |
8月22日~8月26日 | 平成27年台風第15号 | |
9月 9日~9月11日 | 平成27年9月関東・東北豪雨
台風・前線の影響で、西日本~北日本の広い範囲で大雨となり、茨城県常総市では、鬼怒川の堤防が決壊。常総市の面積の約3分の1にあたる約40㎢が浸水する被害が生じるなど、2万棟近くの住家が被害を受けました。
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9月27日~9月28日 | 平成27年台風第21号 | |
平成28年 | 6月20日~6月21日 | 平成28年6月20日からの西日本の大雨 |
8月16日~8月31日 | 平成28年台風第7号、第11号、第9号及び第10号
8月30日、台風第10号が岩手県に上陸。
台風が東北太平洋側に直接上陸したのは、気象庁が統計を開始して以来初めてでした。岩手県岩泉町では、小本川が氾濫し、グループホームに水が流れ込むなど、東北・北海道の各地で死者・行方不明者27人、500棟を超える住家全壊を出す被害が発生しました。 |
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9月 1日~9月 5日 | 平成28年台風第12号 | |
9月 6日~9月 7日 | 平成28年台風第13号 | |
9月16日~9月21日 | 平成28年台風第16号 | |
9月30日~10月 5日 | 平成28年台風第18号 |
※内閣府に情報対策室が設置されたもの、又は死者・行方不明者があったもの。
首都地域でも水害により甚大な被害が発生することが推定されており、荒川や利根川が氾濫すれば、広範囲での住宅の浸水被害が予想されています。
下の図は、荒川流域に632mm/72時間の雨が降った時に、荒川が氾濫した場合の洪水浸水想定区域図(想定最大規模)で、浸水が想定される区域の面積は約966㎢となります。
荒川水系荒川 洪水浸水想定区域図(想定最大規模)
出典:国土交通省関東地方整備局